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第17回 ポエム・タウン
<成人の部 つぶやきの詩 入賞作品>
日刊サン選 末期癌になっても恋女房がいてくれる幸せ 凸凹三郎
佳作 亡夫殿呼出し無用、私は此処にまだ居たい 石口玲
佳作 故郷はもはや私の心の故郷ではない シマダマサコ
選者のことば
今回は、みなさん、規定の二十文字以内で作品を作ってくれました。ありがとうございます。全体的に“かたい”“型にはまった”感じがあったので、一言で今の気持ちをつぶやいてみてください。口語体も大歓迎です。
「末期がんになっても―」。幸せをかみしめている瞬間が伝わってきます。瞬間瞬間の継続が1分であり1時間なんですね。真の幸せって何だろう、大切なことって何だろうと考えさせられる詩です。
「亡夫殿呼び出し無用―」。この世とあの世を跨いだ愛を感じます。あの世でご主人が待っていてくれるとは羨ましいです!
「故郷は―」。とても抽象的な詩です。故郷とは何か。地理的に目に見える故郷ではないと表現されています。なんとも不思議で、惹かれる詩です。