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第16回 ポエム・タウン
<青少年の部>
雨 白形千代
雨がくる。
雨がぜーぜーぜーぜーと聞こえてくる。
雨が終わったら、きれいな虹がくる。
空の顔 白形小菊
空の顔
いつも、いつも、違う顔をしている
時には鮮やかな青色で光って、元気な顔をしている
時には寂しく暗い色で涙を流して、怒って光もでる
時には落ち着いた赤、だいだい、黄色で静かに「さようなら」と言っている
空にはいろいろな顔がある
こんな素敵な空を今日も見上げる
詩くん 白形愛一朗
君にたいして僕の気持ちは広い
詩くんに会う時は、楽しい時もある、辛い時もある
だけどね・・・君は愛されているんだよ
これからもよろしくね
選者のことば
★ダップルグレイ小学校
『雨』二年 白形千代さん。「雨がくる。雨がぜーぜーぜーぜーと聞こえてくる。」という表現はみごとです。宝物を見つけた気分になって、うれしくなってきました。
★ミラレステ中学校
『空の顔』六年 白形小菊さん。「空にはいろいろな顔がある」。喜怒哀楽(きどあいらく)の顔、時には落ち着いた顔、静かな顔、色も様々。小菊さんは、「こんな素敵な空を今日も見上げる」と結んでいます。作者の満たされた思いがよく伝わってきました。
『詩くん』八年 白形愛一朗さん。心のゆとりを感じました。第三回年間賞を受賞した自信でしょうか。将来、愛一朗さんにとって、原点となる詩です。
(新井雅之)