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『高齢者を守る会』と『西南センター』 高齢者支援でパートナーシップ締結 ! 実業家の藤本章氏 積極的に支援継続

2025-09-01

非営利団体『高齢者を守る会』と『西南センター』は8月2日、日系高齢者の生活支援を目的としたパートナーシップ協定を締結した。今回の合意には、ナーシングホーム(介護施設)の建設と、デイケアセンターの設立を共同で進めることが盛り込まれている。
 『高齢者を守る会』は、2019年に実施した“日系社会のシニア施設の必要性”に関するアンケート調査で、約1,500名の回答者のうち207名が「家では高齢の家族を十分に介護できない」と回答した現状を踏まえ、高齢者向け施設の整備を進めている。
 関係者によると、最終的な目標は100床規模のナーシングホームの建設だが、実現には長期的な時間と資金が必要となるため、まずは比較的早期に設立可能なデイケアセンターの開設を目指し、準備を進めているという。
 今回の取り組みにあたっては、実業家の藤本章氏の厚意が大きな支えとなっており、『高齢者を守る会』を代表してジョン金井会長から感謝の意が述べられた。今後、両団体は連携を深めながら、地域の日系高齢者が安心して暮らせる環境づくりに貢献していく方針だ。
 『高齢者を守る会』は、『日系医師会』と共催で“日系ヘルスフェア”を毎年行っている。両会のサポートを続けている入江健二医師は、「藤本さんは2022年の『高齢者を守る会』が主催したバザーでも$5,555を寄付していただき、今年6月リトル東京で暴動の際に、彼のお店も被害にあったのに関わらず、私たちのことを心配していただいた」と述べた。
 今回寄付をした藤本氏は、長年リトル東京にビルを構え不動産投資、貿易、小売業を営み、オニズカ・ストリートに本社を置くオリンピックショップの経営者であり、同店が今年50周年を迎えた。
 また、藤本氏は、日本歌手協会米国友の会の会長を務めており、 藤本会長の会社の創業50周年を記念して、8月10日にリトル東京で行われる“日本歌手協会米国歌謡祭”に地元の方に謝恩で800名を無料招待している。日本からの歌手は田辺靖雄、九重祐三子、合田道人、あべ静江、工藤夕貴、香嶋優貴の往年のスター6人が渡米し、二世ウイークのパレード参加で花を添える。
 藤本氏が自身の体験をもとに作詞した“海を渡った人生”をキングレコード北川裕二歌手が2年前日本で最優秀歌唱賞を受賞し、昨年11月発表のロスインディオと工藤夕貴さんらが歌う“コモエスタロスアンジェルス”は同年12月有線放送で一位を獲得して、日本で作詞家として知名度が上がっている。

藤本章氏(左)は、『高齢者を守る会』のジョン金井会長に、一万ドルの小切手を贈呈した。

入江健二医師(左)と藤本章氏(於 西南センター)



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