JRAが山火事被災者支援イベントを開催
2025-07-03
米国日系レストラン協会(JRA)は6月9日、ロサンゼルス・ハリウッドのJAPAN HOUSEにて、『SUSHI & SAKE FOR WILDFIRE RELIEF』と題したチャリティーイベントを開催した。
本イベントは、今年1月にロサンゼルス近郊で発生した大規模な山火事の被災者支援を目的とし、日本食を通じて支援の輪を広げる取り組みとして実施された。
今回の山火事の影響を受け、今年1月末に予定されていたJRAの新年会は中止に。被災した会員や関係者への配慮の中、「日本食業界としてできる支援は何か」との声から企画が立ち上がり、釘田慎二会長のもと、日系飲食店や食品関連企業が一致団結して準備が進められた。
当日は寿司、刺身、焼き鳥、お好み焼き、ライスサンド、日本酒、焼酎などが提供され、参加費は150ドル。料理・飲料に加え、お土産も用意され、参加者からは「美味しい食事を楽しみながら支援に参加できる素晴らしい機会」「日本食の魅力を改めて感じた」といった声が寄せられた。
イベントには15の出展ブース、29社の協力企業が参加し、会場は終始にぎわいを見せた。収益は14,150ドルに達し、運営にかかる諸経費はJRAが全額負担。全額がCalifornia Community Foundation Wildfire Recovery Fundに寄付される予定。
本イベントは、在ロサンゼルス日本国総領事館、JETROロサンゼルス事務所、JAPAN HOUSE Los Angelesの協力により実現された。
JRAでは「支援とともに、日本食の文化的価値を広める場にもなった」として、今後も地域に根ざした活動を継続していく方針。
協会の詳細は公式サイト
(https://jraamerica.org)を参照。
釘田会長は参加者に謝意を述べた

