在ロサンゼルス日本国総領事館 曽根健孝 総領事 新年挨拶
2024-01-05
日刊サン読者の皆様、明けましておめでとうございます。
2022年9月に着任して以来当地での勤務も2年目に入りました。この間できるだけ多く皆様に直接お目にかかることを重視して務めて参りました。その度に温かく迎えていただいた在留邦人や日系コミュニティの皆様、そして日本との関わりを大切にしておられる多くの皆様に深く感謝しております。
私は、新しい年においても、様々な地域、コミュニティ、分野などにおいて、草の根レベルでの人と人の繋がりを作り、育てていくことに努め、良好な日米関係を一層の高みに導く一端を担いたいと考えています。
世界最大規模の在留邦人数、日系コミュニティの規模、そして日本への玄関口でもある当地の公館としては、領事業務が最重要業務のひとつです。昨年(2023年)3月末には、旅券及び査証業務において、また、11月末からは証明業務においてオンライン申請・手数料のオンライン納付を開始しました。在留邦人の皆様の安全確保とともに、各種サービスの利便性向上を目指し引き続き取り組んで参ります。
日本とカリフォルニアは太平洋を跨いで隣り合っており、その経済関係は双方の経済団体の協力や民間企業が担うビジネスなどによって、力強く支えられています。日カリフォルニアの経済関係が一層発展していくことを期待するとともに、日本食や酒類の更なる普及・輸出促進にも関係者の方々等とも連携して取り組んでまいります。
広報文化分野では、外国語としての日本語、在留邦人や日系人の家庭での継承日本語の普及、そして伝統文化に加え映画や音楽といったエンターテイメント分野でも日本のプレゼンス強化に努めたいと思います。
同時に、米国社会を牽引する各界の日系人リーダーが、我が国の関係者との間で、今後の日米関係強化に資する関係を造り上げていっていただくことを願いつつ、特に若手の次世代リーダーの方々に重点をおいて引き続きそのための機会創出の努力を続けていく所存です。
最後に、日刊サン読者の皆様の新しい年におけるご健康、ご多幸そして日米関係の一層の発展を祈ってご挨拶とさせていただきます。
2024年 元旦
在ロサンゼルス日本国総領事
曽根 健孝