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ローカルニュース

The Terasaki Nibei Foundation 日本語コンテストの受賞者の発表

2022-04-01

令和4年度、第二回日本語コンテスト“あなたにとって日本とは?”の受賞者の発表を弊ファンデーショ ンの web page に掲載いたしました。 News and Archives (terasaki.org)このコンテストは、今まで継承 語としての日本語学習者、新一世を両親にもつ新二世の日本語学習者が、日本語を外国語として学んで いる学習者と競い合える数少ない日本国外のコンテストとして大変興味深いものです。ロサンゼルス内 に限らず、世界中への呼びかけと奨励を行ってまいりました。また数多くの日本語スピーチコンテスト は現存いたしますが、ビデオ、脚本、エッセイを競い合うというコンテストはユニークな企画となって います。 
今回のコンテストには、21組の作品、総勢39名の参加がありました。 
1)こちらが脚本8点のなかから選ばれた作品と作者です。 
1st. Place 博士とロボット(hakase to robotto) By Taizo Nakayama 
2nd. Place UCLA の学生 グルメさがし (U-C-L-A no gakusei gurume sagashi) By Ronan Akira  Konishi, Minwook Sung, Jaeyong Ha 
3rd/4th. Place(同点 2 作) 
言葉戦争(kotobasensoo) By George Shenusay, Nicolas Sok
あともう少し (ato moo sukoshi) By Jonas Garcia/ Charmaine Concepcion/ Ryan Jolivette 
2)ビデオの5点から選ばれたトップ3点です。昨年同様、内容もクオリティーも大変高く、選ばれ た作品以外にも素晴らしい作品がありました。 
1st.お抹茶の美しさ(omaccha no utsukushisa) Marie Romano 
2nd. 沈黙の大切さ (chin moku no taisetsu sa) Brandon Young 
3rd. 日本語もっと (nihongo motto) Sora ADACHI, Ryusei KAWABATA, Makoto YOSHIOKA 
3)エッセイの10点の中から選出されたトップ3の作品です。なお、これらの作品は”大森アワード “日本語作文コンクールに同時応募しています。 
1st. 「おかえりなさい」Ludwig K.T. Bartels 
2nd. 「私にとって日本とは」Ciara Sassone 
3rd. 「祖父からのメッセージ」Shaun Shinnosuke Masada 
審査員からの総評 
2 名の審査員が、ビデオと脚本の審査をおこない、別の 2 名が作文の審査をおこないました。 審査員からは以下のような総評をいただきました。 
ビデオ作品:1位の「お抹茶の美しさ」は映像が美しく、ナレーションの柔らかな語り口がよく合って いました。抹茶に関して様々な言葉を使った描写と、自分の気持ちを印象的に盛り込んでいます。2 位の 「沈黙の大切さ」は「沈黙」という難しいテーマに果敢に挑んだことが素晴らしかったと思います。欧 米的には否定されがちな「静かである」という自分の特性を、異文化である日本のことを知ることで肯 定することができるようになったというストーリーに感動しました。3 位の「にほんごもっと」」は日本 とイタリアのリアルな小学生の気持ちを聞くことができてとても面白かったです。「イタリアの学校給 食はいつもパスタだし」とぼやいている姿が印象的でした。その他の作品も自分にとっての日本をよく 表現していました。
脚本作品:1 位の「ロボットと博士」は、セリフのテンポも脚本の技術も高い作品だと感じました。面白 い SF 作品に仕上がっていて、星新一のショートショートに出てきそうな物語だと感じました。2 位の 「UCLA の学生、日本グルメ探し」は日本と韓国の関係や日本の神話をよく勉強されている脚本でし た。同点 3 位の「あと もうすこし」はさぼり癖のある学生たちの日常がとてもコミカルに描かれてい ました。「言葉戦争」は、カタカナを使ってはいけない遊びや敬語をつかう遊びなど、日本語の難しさ を逆手にとったゲームが興味深く、楽しみながら読むことができました。 
作文作品:グローバル化が進み、「日本人」と「外国人」という表現の境界が曖昧になる中、「日本国 籍以外の人」を参加者の対象としながらも「二重国籍者」の参加を認めたところ、非常に多様な作品が 集まったようで、それぞれの作品に作者の「日本への思い」がつめられていて読みながら、涙したり、 ほのぼのとした気持ちになったりしました。1 位の作者が自分のアイデンティティを模索しながらも、日 
本には「おかえりなさい」と言ってくれる家族がいるという話は、海外に住む日本人の気持ちを代弁し ているかのようでした。音楽や言葉の美しさから「日本」を感じている作品が多く、すべての作品が甲 乙つけがたいものでした。 
お忙しいなか、ご尽力くださった審査員の皆様、ありがとうございました。 
そして、最後に、このコンテストは日本国総領事館ロサンゼルスとジャパンファンデーションのスポン サーを受け、成功裏に収めることができました。心より感謝申し上げます。 
下記に、武藤日本国総領事からの総評ビデオをいただいております。 
ビデオリンク:https://youtu.be/BNExKyTJJ1A 
下記のリンクは受賞者告知ビデオになります。
https://drive.google.com/file/d/1H5CI4UVF9oKIJ-mjkSQ8OdtfiIPm2t8m/view?usp=sharing



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