Nalc USA主催 「安心・快適ライフコンファレンス」
2019-12-27
関心を集める「新一世のこれから」
住みやすい日系コミュニティを目指して
コンファレンスの様子
11月10日、「できる時に、できる人が、できる方法で」をモットーにボランティア活動をしている非営利団体Nalc USA(ナルクUSA-綾部ときえ会長/ELAコーディネーター)が、ガーデナの日系コミュニティセンターJCIとリトル東京サービスセンターの協力を得て、「安心・快適ライフコンファレンス」を開催した。
健康を主なテーマとした今回のイベントでは、専門家による講演、シニアライフに関連するサービスや情報を提供する16団体のブースのリソースコーナーなども設置された。181人の参加者にはお弁当も配布され、参加者同士の交流もあり、終始、和やかなムードで盛況に終わった。
16団体がブースを出したリソースコーナーの様子
専門家の講演では、UCアーバイン医学部准教授の北澤雅史氏による認知症についての最新情報の他、リトル東京サービスセンターのソーシャルワーカーのユキ・ロドリゲス氏によるシニアの介護とセルフケア、そして、佐野郁子弁護士による「もしもの時の基礎知識」として、リビングトラストやエステートプランなどが行われた。参加者の大多数を占めた新一世のシニアが気になるテーマが選ばれ、参加者も熱心に耳を傾けていた。
(左から)講師を務めた北澤雅史博士、ユキ・ロドリゲス氏、佐野郁子氏
Nalc USAは、1時間のボランティアに対して1ポイントを取得し、そのポイントを金銭のように、他の人に何か用事を頼む時に使えるというタイムバンキングのシステムを導入しており、主に会員間でのボランティア活動を行っていた。
2年前から体制を新たに活動を続けており、昨年には非営利団体の501(c)(3)にも認定された。Nalc USAは「自分の持つ知識・技術・時間などを提供しながら幅広い年齢層での交流をはかり、各々の自立を目指し生活の質を向上させ、なおかつ “孤独” を防ぐ機会の提供」をミッションとしている。
今回の「安心・快適ライフコンファレンス」はJA Community Foundationからの助成金を受けて企画運営された。イベント実行委員長、武井誠之氏は、「今後もこのようなコミュニティの役に立つ情報や教育の場を提供しながら、日系コミュニティのネットワークを広げていきたい」と語った。
コンファレンスを企画運営したNalc USAメンバーたち
◆Nacl USA連絡先
Tel: 310-561-6486
※メッセージを残していただければ折り返しご連絡いたします。
Email: info@nalcusanpo.org
HP:www.nalcusanpo.org
<16団体がブースを出したリソースコーナーの様子>