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ローカルニュース

リトル東京に建設中の『武道館』に藤本章氏が寄付!

2019-04-15

リトル東京サービスセンター(LTSC)が主体となり、リトル東京に2020年完成を目指し、 多目的スポーツ複合施設『ポール・I・テラサキ武道館』を建設している。
 総面積3万8千平方フィートの広さに、バスケットボール、バレーボールが行えるコート2面のほか、マーシャルアーツ・トーナメント・スペース、庭園、子供の遊び場、コミュニティーの憩いの場としても活用できるアウトドア・プラザ、地下には150台収容可能な駐車場が建設される。設計はリトル東京の建設に尽力され、先日死去した建築家の高瀬隼彦氏が無償で引き受けた。また、ロサンゼルス市から土地を50年間賃貸することが決まっている。 
 テラサキ・ファミリー財団から350万ドルの寄付を受け、施設に同財団の設立者ポール・I・テラサキ氏の名前が付けられる。総工費は約3380万ドル、LTSCは政府からの助成金や篤志家からの寄付で既に93%を集めたが、建設中のここにきて、寄付者が減り苦戦している状況が続いている。関係者は、この度新規に寄付者が現れ、今回の機会に続く支援者を期待している。
 今回寄付をしたのは長年リトル東京にビルを構え不動産投資、貿易、小売業を営み、オニズカ・ストリートに本社を置くオリンピックショップの経営者であり、大阪、京都、奈良、兵庫の非営利県人会組織の関西クラブ会長、岡山県人会副会長でもある藤本章氏が今年の元旦、日系商工会議所主催の『リトル東京inお正月』にブースをLTSCと隣合わせで出展したのが縁で武道館建設を知り、最後の資金集めで苦労されている話を聞いて協力し寄付に名乗りでた。
 藤本章氏は「3月21日は1972年に22歳の時、神戸から移民船ブラジル丸で18日かけて裸一貫でロサンゼルスに到着した渡米記念日となりその日に寄付金贈呈式が工事現場で行え、新しい思い出ができ嬉しく思います。最初の滞在がリトル東京の古ホテルで、その後も一貫してリトル東京に縁があり、1975年に日本人観光客相手のギフト店を開業し、その後色々な事業展開をして今年で創立44年にもなり順調に経営ができましたのも地元リトル東京に大変お世話になったお蔭なので少しでも恩返しにと今回寄付することを決めました。亡くなった両親が私に伝えた“人の価値とは、その人が得たものでなく、その人が与えたもので測られる。”を胸に秘め、今年古希を迎え少しでも実行できて良かったです。完成の暁には各地に分散している日系人、新一世がスポーツやイベントを楽しむため、リトル東京に集まって未来を繋ぐ場所にしてほしいです。まだ武道館の建設を知らない方がおられるのなら、是非私に続いて寄付やボランテアで協力者が現れれば幸いです」と述べた。 
今回の藤本氏の寄付は、会社の創立が1975年5月15日と最後の5がラッキーナンバーなので555ドルを追加して10万555ドルの寄付となった。千ドル以上の寄付で、新設される武道館などの施設や庭園に、支援者の名前が付けられる。

ポール・I・テラサキ武道館のホームページ:
www.TerasakiBudokan.org

武道館建設現場の前で小切手を贈呈した。(左から) Mr. Mike Murase(LTSC),
樋口博子氏(LTSC), 藤本章氏, Mr. Ryan Lee (Director of Budokan)



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