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在ロサンゼルス日本国総領事館管轄区域から 4人が秋の勲章を受章

2014-11-06

 11月3日(日本時間)、日本政府は、平成26年秋の叙勲受章者を発表した。受章者は734人(うち女性165人)と21団体だった。在ロサンゼルス日本国総領事館管轄区域関係者では、日米間の交流促進に尽力した金森博雄氏、半田俊夫氏、ジャン・ペリー氏、ユキオ・タツミ氏の4人が受章した。
 金森氏と半田氏は11月13日に東京で行われる天皇拝謁及び勲章伝達式に出席し、ペリー氏とタツミ氏に対する伝達式はロサンゼルスにおいて実施される予定。
 各受章者の功績は以下。

■金森博雄氏 【瑞宝重光章】

 カリフォルニア工科大学名誉教授。1936年、東京都生まれ。巨大地震の地震波記録から、その震源過程を明らかにすることにより、震源における物理過程の定量化を確立するなど、地震学を新たな時代に導いた。更に、これらの研究成果を地震災害の軽減に役立てるシステムへと展開し、日本の緊急地震速報など、地震警報システムの普及にも大きく貢献した。金森氏が地震学に新世代を開いた功績に対して、アーサー・L・デイ賞(1993年)、朝日賞(1994年)、日本学士院賞(2004年)、京都賞(2007年)、文化功労者(2006年)など数々の栄えある賞が贈られている。

■半田俊夫氏 【旭日双光章】

 日系パイオニアセンター会長。1942年、東京都生まれ。日本人としての誇り、日本への愛国心を高く持ち、日米友好推進、ロサンゼルスの日系コミュニティの活性化、日本文化の普及に長年取り組んできた。南加日系商工会議所会頭在任3年目に東日本大震災が発生した際にはリーダシップを発揮、日系社会をとりまとめての義援金募金活動に尽力した。北米地区で唯一日本語の相談窓口である日系ヘルプライン「命の電話」の運営を支える活動をはじめ、主宰するパサデナセミナー会では、ロサンゼルス北東のエリアの日系人に時事問題の講演、日系人の交流の場を長きにわたり提供してきた。また茶道裏千家淡交会オレンジ郡協会、日米文化会館、リトル東京コミュニティー・カウンシル、南加県人会協議会、米国書道研究会、LA東京会、大正クラブ、南加日米協会にて活躍。2014年、在ロサンゼルス総領事より表彰を受けた。

■ジャン・ペリー氏 【旭日双光章】

 元ロサンゼルス市議会議員。2001年7月から、リトル東京を含む第9選挙区選出の市議会議員として、任期満了するまで12年間、リトル東京地域と日系社会のよき理解者として、地域の声を市政に反映すると共に、様々な取り組みを通して、ロサンゼルスの日系アメリカ人史と日本文化の保存にも尽力、日系社会の発展に大きく貢献した。東日本大震災の際に、「日本の人々の力強さ、助け合って働く意欲に心を打たれた」と、米赤十字のボランティアと共に市役所前でチャリティーイベントを行い、義捐金を集めた。また、ゴー・フォー・ブローク全米教育センターの理事を務め、記念碑の設立、保全などに取り組み、日系退役軍人の歴史保存に貢献した。

■ユキオ・タツミ氏【旭日双光章】

 元ターミナルアイランダーズ会長。1920年、カリフォルニア州ターミナル島の漁港に隣接し日本人移民の漁師たちがコミュニティを形成していたイースト・サンペドロにて生まれた。第二次大戦の勃発後、西海岸に住んでいた日本人・日系人は全員立ち退きを命ぜられ、タツミ氏も、マンザナー強制収容所へ送られた。戦争で失われた故郷の歴史を保存し、後世に伝えていくため、1971年にターミナル島の友人と共にターミナルアイランダーズを設立、副会長として運営に大きく携わり、1984年から2011年まで会長を務めた。2002年にはターミナル島の一角に鳥居と「漁師の像」記念碑を中心とした「ターミナル・メモリアル」を設立。2004年、ターミナルアイランダーズはこれまでの功績をたたえられ、外務大臣表彰を受けた。タツミ氏は2013年に日米友好親善と相互理解に貢献したとして在ロサンゼルス総領事より表彰を受けた。



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