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ローカルニュース

創立50周年を迎える南加県人会協議会 「新役員就任式」

2014-02-24

日本文化を学ぶアメリカの若者支援と
日本との交流で日系コミュニティーへ貢献


 ロサンゼルスを拠点に活動する 38の県人会が加盟する南加県人会協議会は、2月9日に「2014年度新役員就任式並びに親睦会」をモンテベロのクワイエット・キャノンにて開催し、各県人会の会長や会員、日系コミュニティー団体の代表らが出席した。

 弁護士のスティーブン栗國氏が新役員宣誓式を執り行った後、新会長に就任した当銘貞夫氏は挨拶に立ち、石川啄木の歌「ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聽きにゆく」を引用しながら「日本からアメリカに移住した人々は生まれ故郷に思いをはせ、県人会が憩いの場、心のよりどころ」となっていたと、南カリフォルニアで県人会が担っていた役割について触れ、また同会の最大の目的は「日本文化や芸能をアメリカの地で育成、継承する若者に奨学金を与え、日本との交流で当地の日系社会に貢献することを基盤」にしていると述べて、 出席者により一層の支援協力を呼びかけた。
 つづいて、祝辞を、南加庭園業連盟のデレック・フルカワ会長、南加日系商工会議所の青木義男会頭、在ロサンゼルス日本国総領事館の新美潤総領事が述べた。新美総領事は今年で創立50周年を迎えた同会の多大な貢献と東日本大震災復興支援に感謝の意を表し、これからの半世紀のさらなる発展を希望した。毎年恒例になった同会最長老の三宅明己氏による「報道機関に対する感謝」では、 三宅氏が最後を「サンキュー・ベリー・マッチ」と元気な声で結ぶと会場から大きな拍手が起きた。
 親睦会の終盤は余興が催され、タック西南加県人会協議会顧問による「忠臣蔵」の浪曲、沖縄出身の当銘氏の会長就任を祝した琉球踊り3種=写真下、歌手の新原由美による祝いの歌が披露された。
 南加県人会協議会の創立50周年の式典は、9月14日に開催される。=Tomomi Kanemaru


就任挨拶をする当銘貞夫新会長

当銘新会長(右)から感謝の盾が岩下寿盛前会長に手渡された

新美総領事が祝辞を述べた

タック西顧問が「忠臣蔵」を熱演

沖縄県出身の当銘新会長を琉球舞踊でお祝い



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