HIS2

ロサンゼルスの求人、クラシファイド、地元情報など

日刊サンはロサンゼルスの日本語新聞です。 記事は毎日更新、求人、クラシファイドは毎週木曜5時更新。

ローカルニュース

JSPACC20周年記念イベント 3日連続特別インタビュー 前編 「MiracleKids Festival」

2014-02-19

太鼓の音が出るのが純粋に嬉しい、楽しい
 障がいを持つ子供を育てる親のサポートグループJSPACC(Japanese Speaking Parents Association of Children with Challenges、通称:手をつなぐ親の会)が、今年で創立20周年を迎えた。これを記念して、3月2日に「MiracleKids Festival」を開催する。障がいを持つ子供たち、彼らをサポートする兄弟姉妹たちがヒップホップダンス、和太鼓、ミュージカル・ミラクルキャッツ、リトミック手法による音楽演奏のステージを披露する。またアート作品も展示する。
 イベントに先駆け3日連続で特別インタビューを掲載する。第1回目は和太鼓クラスを紹介!インストラクターで和太鼓奏者の井上由紀さんに話を聞いた。
 障がいを持つスペシャルニーズの子供たちに太鼓を教えるのは、初体験です。きっかけは、私が所属する太鼓グループ「ロサンゼルス祭太鼓」が一般の人たちに和太鼓のクラスを提供したことで、JSPACCのメンバーの方とご縁があったんです。
 私の下の息子が自閉症だと診断されて、私もスペシャルニーズのことにかんして、いろいろなセラピーについて勉強していました。なかなか時間が合わずJSPACCには関わっていませんでしたが、今回、親としてもタイミングが合ったっていう感じです。運命的なものがあったのかなって。下の子は今7歳で、この太鼓のクラスにお世話になっています。
 このクラスの子供たち全員が、和太鼓は初めてです。最初は、親の方が「こんなのできるのかしら」って心配していました。でも子供たちはそうでもなかったんですよ。楽しそうにやってたんですね。
 太鼓は打ち方によっては太鼓の皮を痛めたりするので、打ち方をある程度分かってから太鼓を使って練習した方がいいので、最初は手作りの“バケツ太鼓”から始めました。本当の太鼓じゃないのに、みんな、音が出ることが純粋に嬉しいっていうか、楽しいっていうか。みんなのその顔を見て、いろいろなことができるかなって。
 リズムを教えるのにはビジュアルに訴える方法をとりました。セラピストの方がクラスにいらっしゃるので、アドバイスをいただきながら、子供たちがわかりやすいように、もっと視覚的に強いものになるようにと、改良を重ねて折り紙とか使ったりしました。私の方がいろいろと勉強させてもらっています。
 このクラスは、すごい小さい子からお兄ちゃんまでいるので、最初はソロとかどうしようかなって思っていました。けれど、全員が、なんらかの形でスポットライトがあたるようにしようってパフォーマンスを構成しました。みんな得意なとこが違うんです。この子は太鼓の音で見せることができる、この子はいろいろなパターンはできないけど力強い。この子は他の子と一緒にやるのは無理かもしれないけれど、音が出る、華があるとか。いろいろ個性があるので、ソロ、ペア、3人組にしてみました。
 毎回練習のビデオを撮ってくださるお母さんがいて、毎回、送ってくださいます。みなさん、それを見て、クラスだけじゃなくて家でも練習をしてくださっています。
 子供たちはすごく音感が良くて、音が好きな子が多いです。2曲目は、歌に合わせて太鼓の演奏をします。子供たちは、これまで経験がありますし、みんな、すごい本番に強いんですよ。私は初めてなのでドキドキです。=Tomomi Kanemaru
JAPACC20周年記念イベント「MiracleKids Festival」
日時:3月2日(日) 4:00pm開演
場所:El Camino College Marsee Auditorium
16007 Crenshaw Blvd. Torrance, CA 90506
チケット:10ドル(寄付歓迎)
問い合せ:吉山るり子 626‐272‐2154、磯崎葉子 310‐259‐0761
Eメールアドレス:miraclekidsfestival@gmail.com  
ホームページ:http://www.jspacc.org/




Facebook   Twieet
最新のクラシファイド 定期購読
JFC International Inc Cosmos Grace 新撰組4月B CCT pspinc ロサンゼルスのWEB制作(デザイン/開発/SEO)はSOTO-MEDIA 撃退コロナ音頭 サボテンブラザーズ 





ページトップへ