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特別寄稿

Vol.62 こんなとき、どうする?「米国で同居している親が認知症かも?日本の老人ホームに入居させたい」
 今年になって「老後は日本で暮らしたい」「日本の老人ホームを見学したい」というご相談が増えてきました。アメリカでの医療費や介護費用、言語や食事など老後のこと、そして、最近の円安を考えると日本に本帰国した方がいいかもと捉える方が増えてきたのでしょう。今回はアメリカで認知症になるとどうなるのか、そして日本の老人ホーム探しについてご紹介します。

認知症になると後から入れた言語=英語を忘れる
米国のケアホームに入居したAさん

 認知症は徐々に進行していく脳の病気です。加齢による物忘れと認知症は異なります。認知症の場合はスッポリと記憶が抜け落ちます。そして、後から入れた言語を忘れてしまうケースが大変多くみられます。50年以上米国で暮らしていたAさんは認知症状が出始めて自宅での介護が困難になったので米国のケアホームに入居しました。ホームではアメリカ人のケアスタッフがAさんの介護をしていましたが、英語をすっかり忘れてしまったAさんは気づくと6ヶ月間だれとも話していませんでした。ある日、様子を聞いた日本人のボランティアスタッフがそのホームへ出向き、日本語で声をかけてもAさんは反応せず、ボーっとしていたそうです。6ヶ月もの長い間、だれとも話していないと徐々に日本語も忘れはじめていたのでしょう。その後、日本人ボランティアスタッフが定期的に通って話しかけることでAさんは徐々に日本語を思い出してきたとのこと。米国のケアホームへの入居のみならず、独り暮らしをしている高齢者にとっても同様の事例がみられます。

日本の老人ホームへの入居を希望する場合、
ホーム選びはプロに任せ、必ず事前に見学を!

 超高齢化社会となった日本には、高齢者向け施設・住宅(いわゆる老人ホーム。以下老人ホームと表記)が溢れるほどあります。現在老人ホームは日本全国に5万以上あります。サービスや料金、利用方法など種類も多種多様。老人ホームを選ぶときには、「永く住み続ける家」として選ぶことが重要です。その際には、スタッフの人員体制や教育制度、施設長の人柄や方針、企業理念や経営状況、医療体制や介護サービスの詳細、入居金の償却期間、利用料に含まれるもの、自己負担となるものなど、細かい部分まで確認します。「こんなはずじゃなかった!」と後で後悔しないように、ホーム選びは慎重に。そして、いまはインターネットに様々な情報が溢れているので確かな情報を選ぶのは困難です。ホーム選びは経験豊富な専門家に任せることをお勧めします。また、事前にホーム見学をして、実際のホームの様子を確かめることは必須です。
 
 親御さんにとってもご家族にとっても最善の選択ができるように願っています。

 
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ひとくちメモ ~私の母85歳~ No.61
「母に85歳の壁がやってきた。私達夫婦はヘロヘロもへじ②」

 昨年12月に85歳になった母。母の家で数日過ごしてみると母の心身の衰えを感じる。このまま独り暮らしを続けるのはキビシイかなぁと実感。母も少し不安を感じている様子。だがしかし!性格や人柄は変わらない。いや、ワガママや頑固な部分が浮き彫りになってきた。母の家で夫と共に寝泊まりしていたら、夫は全身にボツボツが出て蕁麻疹になり、肌がボロボロになってきた。私は気持ち悪くなり嘔吐を繰り返すようなった。そして、ある日。夫が寝ていた部屋にいくと夫の姿がない。寝ていた布団はキレイに畳まれている。え?えええ?もしや、夫は家出?(続く)

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