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特別寄稿

Vol.23 こんなとき、どうする? 「日本に住む高齢の親のこと、どこに相談すればいいの?」
 今年3月で東日本大震災から10年となる日本。
そんな矢先に、先日、宮城県や福島県の東北地方と関東地方に大きな地震が起こりました。高齢者の独り暮らしや高齢者夫婦だけで暮らしている場合は、災害時には避難が遅れるなどのケースがあります。そんな時、遠く離れて住んでいると高齢の親の「安否確認を家族の代わりに行ってほしい」「救援物資を届けてほしい」などのお声もよく聞きます。今回は緊急時を含め、高齢者の日常の生活などの支援をしてくれるサービスをご紹介します。

高齢者の生活の困りごとや介護予防などの相談は、
まずは「地域包括センター」へ。

 超高齢化社会となっている日本では、高齢者の暮らしを支えるサービスが多くあります。その中で覚えておきたいのが「地域包括支援センター」。地域包括支援センターとは、各市区町村などの自治体が設置している高齢者のための各種相談ができる機関です。多くの場合、各中学校区に1つの地域包括支援センターがあり、日本全国に4,000ヶ所以上設置されています。地域包括支援センターは、主任ケアマネジャー、保険師、看護師、社会福祉士などの専門職により、介護・医療・保険・福祉などの面から、その地域に住む高齢者の暮らしをサポートする「総合相談窓口」の役割を担っています。住み慣れた地域で高齢者が生活できるように、介護サービスや介護予防サービス、保健福祉サービス、日常生活支援などの相談にも対応していて、介護保険の申請窓口としても機能しています。


地域包括支援センターのサービス内容や
利用条件、費用は?

 地域包括支援センターへの相談は全て無料です。ただし、紹介されたサービスを利用する場合は費用がかかる場合もあります。また、地域包括支援センターを利用できるのは、対象地域に住んでいる65歳以上の高齢者、または、その支援のための活動にかかわっている人です。地域包括支援センターは、高齢者の暮らしを支える機関なので、次のような相談ができます。
 
[相談事例]
    ・「一人暮らしの母と連絡が取れないので実家を見に行って欲しい。」
   ・「介護保険申請、どうすればいいの?」
   ・「高い所にある電球が交換できない。」
   ・「庭の草刈りを誰かにやってもらいたい。」
   ・「趣味のサークル活動に参加したい。」
   ・「家の近くで介護予防運動を始めたい。」
   ・「一人暮らしの父に認知症の症状が出てきた。施設はどのように探せばいいの?」 など。
 
 地域包括支援センターは、高齢者のさまざまな相談に幅広く総合的に対応しています。高齢者の困りごとに対して、必要なサービスや各種制度を紹介してくれます。遠く離れて暮らしている親の様子に不安を感じた時には、親御さんがお住まいの地区の地域包括支援センターに相談してみましょう。何かが起こる前に早めに相談することをお勧めします。
 
 ひとくちメモ ~私の母82歳~ No.23
「娘(私)、母の家に花壇をつくる」の巻

 東京に呼び寄せ、私達夫婦の家の近くに住んでいる母。母が今住んでいる家は1階の南向き。先日、大家さんから母の部屋の前にあるスペースを「好きに使っていいですよ。」と言われ、花好きの母は花壇を作りたくなった。ただ、土が硬くて掘り起こせないので私に頼んできた。「スコップや鍬は用意したからね!」と言われて行ってみると。子どもが砂場で遊ぶ様な小さなスコップと鍬。えっと、母よ。これで1㎡の土を掘り起こせと? ? ?コクリと頷く母。しょーがない!やったりましょ!ワタクシ久しぶりに本気を出して土づくりをやりました。汗だくになりながら。(づづく)

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