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特別寄稿

vol.21 こんなとき、どうする? 「親の介護が必要になった。住宅改修に介護保険は使えるの?」
 超高齢化社会となった日本。各自治体では、高齢者の暮らしをサポートする様々な制度を設けています。介護を必要とせずに暮らしていくための「介護予防」への取り組み、高齢者や家族を支える「生活支援サービス」や「高齢者向け住宅関連サービス」など、公共のサービスが各種あります。今回は日常生活に支障のある高齢者の住環境の整備費を助成する「高齢者住宅改修費用助成制度」についてご紹介します。

事前に相談・申請して全ての要件を満たせば、
住宅改修の工事費用を上限20万円まで給付。

 自宅での日常生活に支障が出たり、介護が必要となり自宅を改修する場合、介護保険制度による補助があります。これが「高齢者住宅改修費用助成制度」です。在宅で生活する65歳以上の方で住宅改修が必要と認められた方には、住宅の改修費が上限20万円まで支給されます。ただし、給付を受けるには各種条件があります。給付要件と対象となる改修工事内容は次となります。

 【給付要件】
  ・非該当と要支援、要介護認定を受けている方
  ・改修する住宅の住所と被保険者証の住所が同一で本人が実際に居住していること

 【対象となる工事内容】
  ・手すりの取り付け
  ・床段差の解消
  ・滑り防止、移動の円滑化のための床材の変更
  ・引き戸などへの扉の取替え
  ・洋式便器などへの取替え
    ※道路から玄関までの屋外工事も可

 給付を受けるには工事前に申請手続きを行い、ケアマネジャーに改修工事理由を書いてもらう必要があります。その他の条件や必要種類などの詳細については、ケアマネジャーや地域包括センターに相談しましょう。


「高齢者住宅改修費用助成制度」を使うには? 
申請手続きと全体の流れ。

 「高齢者住宅改修費用助成制度」を利用するには申請が必要となります。おおまかな全体の流れは次となります。
 
  ①介護認定を受ける
  ②ケアマネジャー等に相談(地域包括支援センターの活用)
  ③申請
  ④審査
  ⑤申請の給付決定
  ⑥工事開始
  ⑦工事完了後、必要書類等の提出
  ⑧住宅改修費の給付
 
 工事完了後の必要書類等に問題がなければ、給付限度額20万円の枠内費用の9割~7割が市区町村から給付されます。給付額は所得等によって変わります。自治体独自の制度を設けているところもありますので、詳しくはお住まいの地域の高齢福祉課にお問い合わせください。
 様々な制度を上手に使って、日本に住む高齢の親御さんの暮らしを安全で快適に保っていきたいですね。
 
 ひとくちメモ ~私の母81歳~ No.21
「母、デイサービスが生活のハリになる」の巻

 東京に呼び寄せ、私達夫婦の家の近くに住んでいる母。初めてのデイサービスは思っていたイメージと異なり、イケメンのマッサージ師さんもいて通うのが楽しくなってきたよう。先日、母の家に行くと「あなたはいつもオシャレねって言われた♪」と嬉しそうな母。東京に来てから友達もいなく、家族だけが心の拠り所だったので、デイサービスは母にとって良い結果となった。それにしても、デイサービス用に買ったスニーカーがピンク色って。。。まあいいか!母が楽しいなら(つづく)

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