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特別寄稿

感謝の心を忘れず自他祝福の気持で暮らす 大日本農会南加支会会長 小山信吉

 この度のコロナウイルスで世界中の人々に経済的にも個人的にもいろいろな影響がありました。感染防止のため突然人との出会いもなくなり、いろいろの行事や旅行なども中止になって、今まで何も思わず過ごしてきた普通の暮らしが大変有難いことだったと気づかせてもらい、日々感謝の気持ちを持って生きることの大切さを改めて感じました。

 私事ですが、渡米して以来、こんなに自分の時間のある生活は経験したことがなく、最初は何も予定がない時を過ごせるのを嬉しく思いました。しかし空白の時間が多いほどつまらなく感じるようになり、庭の手入れなどを始めますと一輪の花が綺麗に咲いているのを見ても喜びを感じるようになりました。

 妻が作る毎日の食事でも今まで当たり前のこととして見過ごしてきましたが、自宅での食事の機会が多くなると、食事が出来るのは食材を生産し、それを加工し、運搬して販売する人達がいるからだと感謝をしなければという思いになりました。如何に私達が「人との関わり合いの中で」生かされているかということに改めて気づき、今まで感謝することを沢山見落としているような気がして、これからはいつも一つ一つの物事に感謝の心を持って暮らすことを心がけて、残された人生を心豊かに過ごしていきたいものだと思っております。

 さて、ロサンゼルス郡では感染対策の規制が緩和されて感染者が急増したので、現在は皆で感染防止に協力しなければコロナウイルスは防げないと感じたのでしょう。最近は皆さんマスクをきちんと着用し、人との距離を保ち、三密を避けているので感染者が減少しているようです。人は特別に意識しないで行動する時は自分中心の物の見方、考え方しかなく、マスクの着用は“個人の自由の権利の侵害”などと云ったりする人も見かけましたが、コロナウイルスの二次感染で、「我も良し、人も良し」という自他祝福の調和のとれた生活の大切さに気づいてくれたのではないかと思っております。コロナウイルス終息後は沢山の思いやりのある人々が増え、又この大きな試練による教訓を生かして住みよい明るい希望の持てる国になるのではないかと期待をしております。

 コロナウイルスは必ず終息いたします。どうぞ皆さまくれぐれもご自愛してこの大変な時期を乗り切って下さい。

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