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特別寄稿

vol.17 こんなとき、どうする? 「日本の猛暑、一人暮らしの親の熱中症対策を知りたい」
 今年の日本の夏は命にかかわるほどの猛暑になっています。また、Covid-19の影響で高齢者は外出自粛。自宅で熱中症になり救急搬送されるケースも増えています。総務省の調査によると、2017年5月~9月までに熱中症で救急搬送された方の約半数25,930人(48.9%)が65歳以上の高齢者で占められていたとの結果が出ています。今回は高齢者の自宅でできる熱中症対策についてご紹介します。

喉の渇きを感じにくいご高齢者。
誤嚥(ごえん)を防ぐために、ゼリー飲料でこまめな水分補給を。

 高齢になると喉の渇きを感じにくくなり、気づいた時には脱水症状が進んでいるということがあります。朝・午前中・昼・午後・夜と定期的な水分補給を心がけましょう。ただ、高齢者は嚥下(えんげ)機能が低下して、飲み込む力が弱まり誤嚥(ごえん)にもつながります。誤嚥(ごえん)とは、食物や唾液、水分などが気管に入ってしまうことで、高齢者の場合、嚥下(えんげ)障害や誤嚥(ごえん)性肺炎になるケースが増えています。嚥下(えんげ)障害になると、次のような症状が現れます。

・物を飲み込みにくい
・口の中が乾く
・食べるのに時間がかかる
・飲み込むときにむせたり、咳き込んだりする
・飲み込むときに、苦痛や痛みがある 

 誤嚥(ごえん)を防ぎながら水分補給するには、水分にとろみをつけると飲み込みやすくなります。今は、市販の塩分補給ドリンクなどもゼリー状のものが販売されていますので、ネットスーパーなどで購入して、親御さんに届けてあげると喜ばれるのではないでしょうか。


高齢になると暑さを感じづらくなる。
ちょっとした工夫を施し、エアコンの活用を。

 高齢になると「体温を調整する機能」も低下します。その中で熱中症に繋がりやすいのは「温度を感じる機能」の低下です。真夏の猛暑日で室内の温度が高温になっていても、高齢の方は「そんなに暑くない。」と言って、熱帯夜でもエアコンを使わず掛け布団をしっかりとかけて眠り、熱中症になるケースもあります。「冷たい風はカラダに悪い」「お金がかかる」などの理由で、エアコン使用を嫌がる高齢の方が多いのですが、ちょっとした工夫で改善できます。例えば、

・冷房をドライにする
・直接風がカラダにあたらないように吹き出し口を調整する
・扇風機を回しながらエアコンをつける

 訪問介護を受けている場合は、ヘルパーさんに上記の工夫をお願いするといいでしょう。また、シルバー人材センターなどにエアコンのフィルター掃除を依頼して、吹き出し口の調整やドライ設定などをお願いするのもひとつの方法です。高齢になると高い所の作業ができなくなるので各種サービスを上手に活用しましょう。

 猛暑日が続く日本の夏。ちょっとした工夫や各種サービスを使って、親御さんのカラダの安全を保っていきたいですね。
 
 ひとくちメモ ~私の母81歳~ No.17
「次は、介護認定を母に受けさせる」の巻

 母を東京に呼び寄せ、私達夫婦の家の近くに住んでいる母。趣味の陶芸教室にも通い始め、母のコミュニティ作りに成功。つぎは、母の身体機能を低下させずに現状維持させるために、介護認定を受けて、ディサービスで筋力トレーニングに通わせたい娘(私)。介護保険認定を受けるのをどうやって母に伝えようか。プライドの高い母。言い方を考えないと「絶対にイヤ!」と言いかねない。
うーむ。また、頭をひねることが現れた。(続く)

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