vol.90 Vol.90 こんなとき、どうする?「日本にいる親のこと。一時帰国で18項目完了できたワケ②」
日本にいる高齢の親御さんの介護や老後のこと。「何をどこまでやればいいのか、何から手をつければいいのか分からない。」これは高齢の親御さんがいるご家族(子ども)なら誰もが思うことでしょう。ましてや、海外在住の方は日本に一時帰国するのは、1年1回くらいで期間は長くても1ヶ月間というケースが多いのではないでしょうか。今回は一時帰国の短い期間で18項目を達成した方の事例を基に「高齢の親の対応。これだけはやっておきたいこと」、シリーズ2回目をご紹介します。米国在住Aさんの事例
一時帰国の1ヶ月間で日本のお母様の対応18項目完了
Aさん(娘さん:50代)はダラス在住30年以上。「日本にいる母の事前準備を一時帰国の1ヶ月間でやり終えたい」と日本へ一時帰国する1ヶ月半前にサロンドハースにご相談くださいました。Aさんのお母様は骨折で入院してから認知症状の兆しが見え始め、退院後は自宅での独り暮らしは難しい状況でした。「母は物忘れがひどくなり、認知症の初期症状かもしれません。」「来月、日本に一時帰国しますが、何をどうすればいいでしょうか?」ご高齢者の暮らしには、認知症、医療、行政や銀行、実家などの不動産、空き家、家財整理、資産凍結予防、身元保証、相続、他界後のことなど、様々な事柄が絡んできます。一般の方が「何をどうすすめればいいのか分からない」と途方に暮れて当然です。ましてや、海外在住の方の場合、時差や物理的な距離もあり、一時帰国できる期間も限られています。では、どうすればいいのか。今回Aさんが短い期間で18項目を完了できた理由は2つあります。
①各専門分野の専門家と一時帰国前にチームを組んだこと。
②全体像を体形的に捉え、各ステージの項目を順番に対応したこと。
高齢の親御さんの介護や老後のことは、事前に全ての項目を洗い出して、それらの項目をタスクと捉え順番に「次はこれ!その次はこれ!」とスピーディーに実行していくことが肝心です。
高齢の親の対応。
事前準備で大切なポイントは専門家とチームを組んで「選ぶ」こと。
Aさんが一時帰国している時に18項目のタスクを実行し始めると、様々なことが起こってきました。例えば、親御さんの資産の洗い出しをしていたら、老後のために銀行と契約していた遺言信託は生前には何も効力がなかった。公正証書の遺言書を確認すると、必須事項が書かれていない。身元保証会社と契約しようとすると、Aさんがお住まいの地域だけサービスを提供していなかった。事前に目星をつけた老人ホームを見学したら、思っていたイメージと違っていた。実家の植木の剪定を依頼しようと各社に見積を取ってみたら、想像以上に金額が高かった。などなど。
ただ、これらをひとつひとつ整理して、その分野の専門家と連携すると答えが見えてきます。答えが見えたら、その後は行動して解決するのみ。いまは、インターネットやAiなど情報があふれ過ぎています。それらの膨大な情報の中から求めているものを「選ぶ」ことが重要です。この「選ぶ」という行為がご家族の役目であり、そこに専門家の視点が必須となります。
次回は親御さんの事前準備で「どの専門家を選べばいいのか」、日本の実情を交えてご紹介します。
時代は変わりました!家族だけで介護をする時代は終わりです。専門家とチームを組んで一緒に前に進んでまいりましょう。

ひとくちメモ ~私の母87歳~ No.90
「母87歳、東京都のポイントをスマホで取得する」の巻②
私の母スミちゃん87歳。今は私達夫婦の家の近くで独り暮らしをしている。先日、母から東京都の給付ポイント11,000円分を取得したいと連絡が来た。調べてみると、母のスマホを使って設定する必要があったので私が母の家に行って対応した。だが、しかし!設定をしていると、母のスマホは登録以外のSMSは受け取り拒否設定がされていたり、母の顔写真を上下左右から撮影しなければいけなかったり。全て完了するのに4時間かかってしまった。途中で諦めそうになったけれど「がんばれ!俺!」と自分を励ましながら任務完了!帰宅後は泥のように疲労困憊、翌日まで眠り続けた娘(私)でした。(続く)
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