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特別寄稿

Vol.75 こんなとき、どうする?「日本の親が自宅での介護を希望。何をどうすればいいの?③見守りサービス編」
3回シリーズでお届けしている自宅での介護(以下、在宅介護と表記)について、私は在宅介護には限界がくると痛感していますが、今もなお、自宅での介護を望まれる方は多くいます。在宅介護の場合は環境整備がとても重要で、前回は自宅の改修(ハード面)について解説しましが。シリーズ3回目となる今回は見守りサービスなどソフト面での各種サービスについてご紹介します。
 
遠くに住んでいても親の安否を確認できる
5つのタイプの高齢者「見守りサービス」

高齢者の独り暮らしが増加するに伴い、親の安否確認ができる多種多様な「見守りサービス」があります。大きく分けると次の5つとなります。
 
1:「訪問型」郵便局や電気・水道会社などの局員や検針員が訪問して健康状態などを確認
2:「センサー型」ガス、電気湯沸かしポット、照明、トイレ、浴室、冷蔵庫などにセンサーを設置して確認
3:「オート電話・オートメール型」自動配信の電話やメールを通じて安否確認。
4:「カメラ型」自宅にカメラを設置して、24時間365日の見守りと緊急時SOSにも対応。
5「宅配型」セブンイレブン、ローソン等のコンビニやヤクルトなど、食事や飲料の宅配を通じて高齢者への声かけなどを実施。
 
行政や民間、ボランティア団体などが様々な見守りサービスを提供していますので、ぜひ、活用されることをお勧めします。

SNSの活用で家族の負担を減らし、
社会との社会との繋がりを保つ工夫を

日々の安否確認やコミュニケーションとして、ショートメール、LINEなどSNSを活用して、決まった時間に親と連絡を取る習慣を持つようにすると急な異変に気付きやすくなります。

高齢の親御さんがLINEの使い方が分からない場合は、携帯電話会社などが定期的に勉強会を開催していたり、出張で教えてくれるサービスもあるのでそれらを活用するのもひとつの手段です。

高齢者にとってメールやLINEを使うのは難しいと思われがちですが、孫と頻繁に連絡が取れるようになったり、趣味の仲間との連絡に使うなど、日々の暮らしの楽しみになっているケースも多くみられます。また、SNSを使うことは高齢者にとって新たなチャレンジとなり、脳に刺激を与えることができるので認知症予防にも効果的です。「新しいことができた」という達成感を味わうことは生きる意欲にも繋がります。

たとえ家族と親が同居していたとしても、24時間365日家族が親御さんを見守ることは不可能です。「見守りサービス」は無料で受けられるものや各自治体が一部費用を補助しているケースもありますので、ぜひ活用されることをお勧めします。詳しくは担当のケアマネジャーやお住まいの地域包括支援センターにお問い合わせください。

時代は変わりました。家族だけで介護をする時代は終わりにしましょう。
ご自分だけで悩まず、専門家のチカラを上手に使いながらチームを組んで前に進んでまいりましょう。私達はあなたの応援団です。バックヤードでいつもあなたを思いっきり応援しています。

    
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           hearth777@gmail.com
   
ひとくちメモ ~私の母86歳~ No.74
「高齢者にとってイチバン危険な季節がやってきた」の巻

日本の夏は高温多湿で熱中症アラートが出るほどの猛暑。58歳の私でも日中は外に出ないようにしている。今年は6月中旬から35℃超えの日が続いている。久しぶりに母とランチに行こうと計画していたけれど、一回目は雨が降ったので延期。2回目は35℃超えの猛暑がやってきたので延期。母も猛暑での外出は控えているので、自宅のプランターで野菜や花を植えて楽しんでいた。けれど、この猛暑でシシトウが枯れたらしい。(母のインスタで知った娘・私)日本の気候は母と娘のランチの予定や高齢者の小さな楽しみさえも味わえなくなってしまったのか。(続く)

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