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特別寄稿

Vol.74 こんなとき、どうする?「日本の親が自宅での介護を希望。何をどうすればいいの?②環境整備編」
前回から3回シリーズでお届けする自宅での介護(以下、在宅介護と表記)について解説します。在宅介護の場合は環境整備がとても重要になります。環境整備は自宅の改修(ハード面)や各サービスの活用(ソフト面)がありますが、シリーズ2回目となる今回は住宅改修について、日常生活にサポートが必要となる高齢者の住環境の整備費を助成する「高齢者住宅改修費用助成制度」についてご紹介します。
 
事前に相談・申請して全ての要件を満たせば、
住宅改修の工事費用を上限20万円まで給付

自宅での日常生活に支障が出たり、介護が必要となり自宅を改修する場合、介護保険制度による補助があります。これが「高齢者住宅改修費用助成制度」です。在宅で生活する65歳以上の方で住宅改修が必要と認められた方には、住宅の改修費が上限20万円まで支給されます。ただし、給付を受けるには各種条件があります。給付要件と対象となる改修工事内容は次となります。
 
【給付要件】
 ・非該当と要支援、要介護認定を受けている方
 ・改修する住宅の住所と被保険者証の住所が同一で本人が実際に居住していること
 
【対象となる工事内容】
 ・手すりの取り付け
・床段差の解消
 ・滑り防止、移動の円滑化のための床材の変更
 ・引き戸などへの扉の取替え
 ・洋式便器などへの取替え
  ※道路から玄関までの屋外工事も可
 
給付を受けるには工事前に申請手続きを行い、ケアマネジャーに改修工事理由を書いてもらう必要があります。その他の条件や必要書類などの詳細については、ケアマネジャーや地域包括センターに相談しましょう。
 
「高齢者住宅改修費用助成制度」を使うには?
申請手続きと全体の流れ

「高齢者住宅改修費用助成制度」を利用するには申請が必要となります。おおまかな全体の流れは次となります。

 ①介護認定を受ける
 ②ケアマネジャー等に相談(地域包括支援センターの活用)
 ③申請
 ④審査
 ⑤申請の給付決定
 ⑥工事開始
 ⑦工事完了後、必要書類等の提出
 ⑧住宅改修費の給付
 
工事完了後の必要書類等に問題がなければ、給付限度額20万円の枠内費用の9割~7割が市区町村から給付されます。給付額は所得等によって変わります。自治体独自の制度を設けているところもありますので、詳しくは担当のケアマネジャーやお住まいの地域の高齢福祉課にお問い合わせください。

時代は変わりました。家族だけで介護をする時代は終わりにしましょう。
ご自分だけで悩まず、専門家のチカラを上手に使いながらチームを組んで前に進んでまいりましょう。私達はあなたの応援団です。バックヤードでいつもあなたを思いっきり応援しています。
    
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           hearth777@gmail.com
   
ひとくちメモ ~私の母86歳~ No.73
「母のポテトサラダを味わう」の巻

三重県の四日市市から東京に呼び寄せ8年目に入った母。若い頃は花嫁修業として華道、茶道、洋裁、料理を習っていたので、母はお料理もとても上手に作る。今は「お料理するのも面倒になってきた」と言っているけれど、私が子どもの頃に食べた母が作るポテトサラダは美味しくて、うちの夫も大好き。「今日はポテトサラダを作ったけれど、欲しかったら取りに来て」と母からLINEが来た。自宅に持って帰って夫と味わいながら、いつまで母のポテトサラダを食べられるのかなぁとふと思い、86歳になった母との日常のちょっとしたことに幸せを感じた新緑の美しい一日でした。(続く)

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