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第10回 ポエム・タウン

<【川柳】テーマ「着物」「カレンダー」>


半田俊夫選    振袖に伏し目で彼氏驚かす   本 めぐみ

日刊サン選   樟脳の匂いも一緒に晴れ姿   今尚夢子

TJSラジオ選   カレンダー昔は水着今盆栽   永沢 卓

ゲスト選者 後藤紀子選   黄八丈麻の葉合わす江戸情緒   フミコ・ロペス

佳作   樟脳の匂いも一緒に晴れ姿   今尚夢子

佳作   カレンダー最後の一枚とりがたし   内 アリス

佳作   踏み台で長身モデルの着付する   京乃一人琴


選者のことば

「振袖に―」。振袖も伏し目もそういうしとやかな所作にいつも関係ないご自分をよくご存知の貴女が彼氏を驚かせてそれをしっかり掴み楽しんでいる、愛嬌ある面白い作ですね。また着物には着るだけで内面にしとやか心理が生まれる魔力も表現されている楽しい秀作と思います。

「樟脳の―」。そうそう、とこれ覚えのある人多そう。晴れ着は普段大切にしまってあるからいざ出すとナフタリンが歩いているみたいになる晴れがましさと恥ずかしさ。多くの人の共感を誘う対象の着目とユーモラスなまとめが上手。

「カレンダー―」。年の暮れ、最後の一枚を取ると本当に今年が終わってしまう、往く年を惜しむ気持ちと未練、また年取っちゃう焦りの心理も。さりげない題材だが分かるよーとしっとり共鳴気分にさせてくれる感性の作と思います。

「踏み台で―」。これ何か悲ユーモアを上手に表わしていますね。日本でも、また米国となるとモデルは特に長身ですものね。やはり、仕事として当り前に流す作業を生きた楽しい歌にする着想と表現センスですね。(半田俊夫)

皆さんの川柳を楽しく読みました。選考はとても迷いましたが、「樟脳の―」を選びました。年一回、または二回ほどしか袖を通さない晴れ着。晴れ着を出すと樟脳の匂いがぷーんと漂う生活感がとてもよく表現されていてよかったと思いました。どこの家も同じなのだなと共感しました。(日刊サン)

川柳はどこか風刺が利いていたり自虐が特徴ですが、たった十七文字の中に、青春時代の1頁から、今に至るまでを盛り込み、クスッと笑える凡才(盆栽) では決してない川柳ですね。興味の移り変わりは毎年のカレンダーに出る!これ学びました。(TJSラジオ)

「黄八丈―」。江戸の下町には黄八丈に麻の葉帯が似合います。十七文字でこれだけの豊かな江戸情緒を表現されたのに感動しました。黄八丈の着物に麻の葉模様の帯を合わせつつ楽しむお姿が目に浮かびます。八丈島に古くから伝わる黄染めの絹織物、黄八丈。草木を染料とした独特の草木染め。今でも手織りの美しさは静かな趣きをたたえています。お部屋の中には姿見の鏡、試着用の種々の着物と帯がみられます。「この着物にどの帯が似合うかしら」。思案げな女性の様子。江戸の町並みまでが目に浮かぶ良句です。気になる句がもう一つ。鈴木清司さん作の「カレンダーめくるその手が止まるとき」昨年末、お友達ととわの別れをしたばかり。ここでしばらく考え込みました。私たちは生を与えられたその日から死に向かって生きているのですものね。(ゲスト選者・後藤紀子)


<【川柳】日刊サン選「スポットライト川柳」>


訪問着母の形見で初詣で   中村ミエ子

何着ても美人が着れば良く似合う   高峰みち子

カレンダー支払い期日そっと告げ   タミー米田

この着物見合いの度に着たっけな   麻生三晴

着物着て手にお年玉なつかしい   小池美代子

着物着て靴の歩巾に裾が泣き   宇都湖畔

引き返すための勇気も袖の底   鈴木ロジー

世界には一人で着れぬ服があり   のぶ とく

カレンダー夢よ叶えと年めくる   石口 玲

七五三愛に愛もつ晴れ着かな   凸凹太郎

訪問着しつけもとらず半世紀   シマダ マサコ

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