Japan House がMovie & Bitesのキックオフ イベントを開催!
2019-04-04
ハリウッドにあるジャパンハウスが、Movie & Bites シリーズのキックオフ イベントを3月21日、5階のサロンで開催した。当日は、堺雅人主演の映画「南極料理人」を鑑賞した後、映画にちなんだ軽食がサーブされた。映画撮影の際に実際の料理を作ったフードコーディネーターの飯島奈美さんを特別に日本から招き、撮影秘話や質疑応答が行われた。
---南極が設定で苦労したことは?
実際の撮影は世田谷のスタジオで一ヶ月半ほど掛けて、その内料理は2週間程度でした。メニューは、実際に南極に行かれた料理人からどういう食材を、どのくらいの量を持って行かれたかなどの資料や写真をじっくりみて、その中から監督と相談して一緒に決めました。南極にいると娯楽がほとんどないので食べる事が最大の楽しみになります。実際に豪華な料理が提供されていたので、特別な日にはロブスターとかローストビーフとか用意しました。日にちが分らなくなってしまうので、決められた曜日に同じものを食べるとか、節分など日本で普通にやっているイベントを当地でも行いメリハリをつけることをしました。
---提供する料理で気を付けたことは?
7人だけが同じ狭い建物で生活をする設定だったので、人間関係の距離感を表現するために、最初は小鉢、段々中華の大皿だったり、最後は料理人が割烹着を着て家族のように距離を縮める感じを出しました。役者さんが台詞を間違えると新しい料理を作らないといけないので、間違わないように祈りました。ラーメンを食べるシーンで、きたろうさん17杯食べて、お腹が破裂するんじゃないかと心配したんですけど、最後まで美味しく食べていただきました。
---フードコーディネーターの役目とは?
自分の表現をしないこと、そのシーンに合ったもの、それを一番に考えています。
会場が満席となる約100人の参加者が集まった
通訳とフードコーディネーターの飯島奈美さん(右)
参加者におにぎりと海老フライバーガーがサーブされた
飯島奈美さんが用意したおにぎりと海老フライバーガー