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佐賀県海外使節団9期生   日米の違いを肌で感じて学ぶ

2019-03-09


グーグルを訪問した佐賀県海外使節団9期生とグーグルスタッフ


 幕末維新に日本の将来を担うリーダーを多く輩出した佐賀県の佐賀県海外使節団が、今年も2月25日から3月8日までの2週間、カリフォルニア州の企業やNPOを訪問し、見聞を広げた。 

 今年、選ばれた佐賀県海外使節団9期生は大学生5人と高校生4人の9人(乃美有喜恵さん、江島徳政さん、美間坂さきさん、平橋夏希さん、小柳まりやさん、星下笑瑠さん、副島雄次さん、谷村光太郎さん、西出琳湖さん)。訪問先は、各参加者が関心のある分野の企業や団体を調べて、担当者とコンタクトを取って決定する。

 使節団9期生団長の平橋さん(筑波大学人間学群心理学類2年)は、以前からキャリア教育、企業の人材開発、働き方に興味を持っていた。

 「アメリカの働き方は日本よりももっとフレキシブルなイメージがあって、そのフレキシブルさを作っているのはどのようなシステム・制度なのかを知りたかったです。

 訪問したオフィスの雰囲気がとても良かったのが印象に残っていて、建築物、デスク、壁の色など、このようなことにも社員の働きやすいさが詰まっているのかなと肌で感じました。

 研修前は『どんな理論・制度なんだろう?』と思っていましたが、制度や理屈ではなくてもっと感覚的なのかなと思いました」と、研修前と研修後での違いについて感想を語った。

 平橋さんは就職を見据えて、インターンをする企業を探しているという。「これまでは人材開発系のコンサルタント会社に絞っていましたが、日本に帰国後は建築や空間デザインなどの分野でも働きやすさを求めている会社も見てみようと思いました」と話した。

 使節団副団長の副島さん(弘学館高校1年)は医療関係の仕事とビジネスに興味を持っている。大学は医学部に進学しようと思っているが「何のために医者になるのか、決まっていない」と、その答えを探すこと、視野を広げることを目的に今回の使節団に参加した。

 「グーグルを訪問して働き方を実際に見学し、『この働き方を日本に導入したならば日本人は適合して働けるのか?』など、いろいろ疑問が出てきました。

 またアメリカで活躍されている日本人の方々にもお会いして、皆さん、型にはまっていない感じがして、柔軟性が必要だと思いました。こちらでは医者になった後に他の分野に進む人も多いらしいので、その時は違う道に進んでもいいかなと思いました」と、柔軟性を学んだようだ。

 美間坂さん(九州大学共創学部1年)は教育、貧困、食に興味があり、特に食を通しての教育に強い思いを持っている。美間坂さんが選んだ訪問先の一つ、The Edible Schoolyard Projectには学校菜園があり、子供たちが野菜を育てることを教育に取り入れている。また一つのクラスを自主学習をするグループと教師が教えるグループとに分けて授業が行われた教育現場を見学するなど、日本の教育との違いに驚いたそうだ。

 「今回、アメリカの教育現場を見て、日本の教育をもっとより良くできるんじゃないかと痛感したので、今後は日本の教育について自分でも調べていきたいと思いました。また自分の経験と知識が浅いと痛感したので、日本に帰国したら今回得たことを自分に落とし込んで、もっと勉強していくことが大事だと思いました」と話し、次の課題が明確になったようだ。

 研修に加えて、2週間も参加者をまとめた平橋団長に感想を聞くと「参加者の年齢が最大8歳も違うので、いろいろな違いに対して、どのように対応できるのかを考えるようになりました」と自身の成長を実感したという。

 参加者は、研修を通して、現地を訪問しなければ感じられなかったこと、学べなかったことを多く得て、日本の将来の発展に反映させることだろう。


*佐賀県海外使節団とは*
佐賀県が幕末維新期に遣米・遣欧使節団に若者を世界に送り出し、明治期の日本をリードする多数の人材を輩出したという歴史を現代に再現することをコンセプトに、これからの佐賀県、日本を担う国際的な人材を育成します。アメリカ西海岸に大学生8名程度を2週間派遣するもので、シリコンバレー等の企業、NPO団体、現地で活躍する起業家、研究者を訪問し、フロンティアスピリッツを育成することを目的としています。また佐賀県に縁のある優秀な人材の発掘、お互いに切磋琢磨する場の提供、研修後報告会で地域に根差した支援者ネットワークを構築する事により、グローバル人材の育成・地域活性化・若者が活躍出来る場の創造を目的としています。
事業主体:南カリフォルニア佐賀県人会、後援:公益財団法人佐賀県国際交流協会、佐賀県
出典:https://sagadelegation.wordpress.com



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