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ローカルニュース

「LA焼酎会」発足記念・第1回LA焼酎会@さぬきの里

2017-05-12

一緒に「焼酎・Shochu」を広めましょう!
一緒に「焼酎・Shochu」を楽しみましょう!



第1回LA焼酎会の参加者と記念撮影

LA焼酎会発足

 「日本の焼酎を、一緒にロサンゼルスからアメリカ全土へ広めよう!」と「LA焼酎会」が発足され、記念すべき「第1回LA焼酎会」が、5月5日にガーデナのレストラン「さぬきの里」で開催された。参加者は焼酎初級者から焼酎好きまでの23人。芋、麦、黒糖などの焼酎を、サーモン、ゲソ、なす田楽、春巻きなど焼酎に合う日本食と一緒に味わった。
 参加者のうち7人が焼酎の生産で有名な九州の出身者で、ふるさとの焼酎を提供。鹿児島県奄美出身の西元和彦南加県人会協議会会長は奄美の黒糖焼酎を、鹿児島県出身の小田和男南加鹿児島県人会会長は鹿児島の芋焼酎を、そして森ジョージアメリカ宮崎県人会会長は宮崎県産の焼酎を、それぞれにPRした。
 郷土愛が溢れる「第1回LA焼酎会」は多いに盛り上がった。
 今回の焼酎には、焼酎3M(「村尾」「魔王」「森伊蔵」)の一つである鹿児島県の「村尾」や、アメリカではまだ販売されていない宮崎県の「平八郎」なども登場。会が進み焼酎を飲むにつれ、参加者たちは和気あいあいと会話を楽しみながら、お気に入りの焼酎に舌鼓み、素晴らしい第1回目の幕開けとなった。



焼酎文化をLAに

 LA焼酎会発足の発案者で、LA焼酎会代表の愛場美和さんに、焼酎の魅力やLA焼酎会の今後の活動内容などについて聞いた。

 ―LA焼酎会発足の理由について
 「SAKE」はすでにアメリカでも他の国でも世界的に知られましたが、残念なことに「焼酎・Shochu」は、まだあまり知られていません。だからこそ、今「Shochu」を広めるいいタイミングだと思いました。
 もちろん法律的な壁もありますが、それでも可能性を感じました。それにはまず、草の根的に「Shochu」の存在を知っていただき、飲んでいただき、「Shochu」ファンを増やしていきたいと思います。まずは知ってもらうこと。それにつきます。

 ―焼酎の魅力について。
 鹿児島では「焼酎がある所に人がいて、人がいる所に焼酎あり」という感じです。焼酎の良さは、飲むにつれて最初は他人行儀だった人も笑って、人と人との垣根がなくなっていきます。
 “焼酎は庶民派”と言われますが、価格が安いこと以上に、みんなでワイワイ、気取らずに飲めるからだと思います。仲間でも知らない人でも関係なく「飲みなさい、飲みなさい」と言って、一緒に飲むのが焼酎文化です。
 ロサンゼルスは九州と環境が似ているので、人々がオープンな感じがします。いろいろな人が集まってBBQをしながら「Shochu」を飲んで楽しんでいるのがイメージできますね。
 
 ―第1回LA焼酎会の感想について
 たくさんの方がご参加くださって、みなさん、楽しんでくださり、とても良いスタートを切れたと思います。
 最初、参加者の方々は少し緊張気味でしたけれど、焼酎を飲むにつれて、席を移動していろいろな人と会話をしたり、他のテーブルに焼酎をついで回ったり、みなさん、楽しまれていました。焼酎を飲むと、いつもこういう感じになります。
 焼酎を飲んで盛り上がったので3時間もアッと言う間でした。これこそ「焼酎飲みニケーションです!」
 会が始まる前は、焼酎を飲めない方がいらっしゃったらジュースで割って飲んでいただこうかなとか考えていましたが、ジュースで割る方がいらっしゃらなくて、いろいろな焼酎の味を楽しんでくださったのが、とても嬉しかったです。

 ―LA焼酎会の今後の展開について。
 これからも、第2回、第3回…と定期的に「LA焼酎会」を開催していきますし、私たちの趣旨に賛同していただけるレストランや組織と、協力していろいろなことを行っていきたいと思っています。
 協力していただいたレストランにおいては、どの焼酎が置いてあるかなど焼酎メニューもご紹介し、よいPRにもなればと思います。
 まだスタートしたばかりですが、これから「焼酎・Shochu」を広める趣旨に賛同していただき、焼酎パイオニアになってくださる方々と、いろいろな企画ができたらと思っています。
 既に、焼酎のイベントの企画も入ってきていまして、7月31日には、世界のVIPが集まる場所での焼酎お披露目イベントを開催することになりました。
 今までも多くの方が「Shochu」PRに尽力してこられたと思います。だからこそ、またあらためてご縁をいただき、ご協力をお願いして進めていきたいと思っています。今はとにかく、私たちの趣旨にご賛同いただけることが本当にありがたいです。
 「國酒」としての「焼酎」ですが、まだアメリカでは知られていません。そこで「SAKE」の次に、是非、力を合わせて「Shochu」をPRしていければと思っています。
 ビジョンは、日本人だけでなくて日系アメリカ人の方やアメリカのいろいろな人種の方々、世界の方々が「Shochu」を飲みながら笑っている姿です。

◆西本敬一ジェトロ・ロサンゼルス事務所所長コメント

 記念すべき第1回LA焼酎会に参加させていただき、ありがとうございました。
 焼酎は日本酒と同様、日本を代表する國酒であるものの、アメリカ向け輸出では日本酒の僅か7%と極めて低額にとどまっています。
 焼酎と同じ蒸留酒の日本産ウィスキーは折からのブームもあり輸出額が1年で4倍に急増、また、かつては安酒のイメージが強かったメキシコ産テキーラも、プレミアムテキーラの大成功によりアメリカ市場に完全に定着しています。
 厳選した原材料を丁寧な製法で作りあげる日本の焼酎も、ウィスキーやテキーラのようにアメリカ市場で成功できるのではないだろうか。ジェトロも本年を焼酎輸出増元年にすべく、大いに仕掛けていく所存です。


=T. Kanemaru/T. Tomiyama (photo)



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