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ローカルニュース

南加庭園業連盟 第59回新役員就任式

2014-02-24

明確な長期計画を立て、新たな目的意識が必要

南カリフォルニアの日系アメリカ人の庭師たちによって創立され、18の組合から構成される南加庭園業連盟が、2月2日、59回目の役員就任式を開催した。日系コミュニティーから在ロサンゼルス日本国総領事館の須賀正広主席領事、南加県人会協議会の当銘貞夫会長、南加日系商工会議所の青木義男会頭、日米文化会館のアーティスティック・ディレクターの小阪博一氏、全米日系人博物館のヘレン・オオタ氏、大日本農会の福岡健二氏らが来賓として招待され、会員たちを含め約160人が出席した。
 南カリフォルニアでは、戦前にアメリカへ移民してきた日系一世、そして戦後に移民してきた日系新一世たちの多くが、日本人本来に備わっている“自然への感覚”をいかし庭園業に従事した。同連盟には多いときには6000人の会員が所属し、日系コミュニティーの団体のなかでも三大団体の一つと考えられていた。しかし、日系二世や新二世たちのほとんどが他の職業に就き、現在は会員たちの高齢化も進み、会員の数は約900人と減少している。
 今年、新会長に就任したデレック・フルカワ氏は日系三世で、連盟のなかでは若い52歳。親子二代にわたり庭師を営んでおり、1973年と74年には父親のトム・フルカワ氏も同連盟の会長を務めている。連盟創設以来初めての“二代目の会長”が誕生したわけだが、後継者不足の同連盟の新たな船出は厳しい。
 フルカワ新会長は就任挨拶で、「2014年、我々は困難な時期に直面しています。会員のほとんどがリタイヤしており、連盟は何を目的にし、どう前進していくのでしょうか。まだ現役の会員たちがいるので、彼らの手助けをする努力をしていかなければなりません」と述べた。「 今年の私の主な目標は、明確な長期計画について議論をして合意をもたらすことです。これによって主要会員たちが、将来において適切な決定を行うことができます。 この計画で、我々は新たな目的意識を持ち、会員たちには、おそらくこれまでと違う方法で恩恵を与え続けることができるでしょう。 我々はこれまで多くのことを達成し、豊かな歴史を持っています。長年の会員は誇らしげに『私は南カリフォルニア庭園業連盟の会員です』と言います。年を取ってはいきますが、前進し続けるために協力していきましょう」と力強く語った。
 連盟顧問の小山信吉氏が乾杯の音頭をとり、若い新会長を会員全員でもり立てていこうと会員たちに呼びかけた。
 来年60周年を迎える南加庭園業連盟は、今後、ソーシャルメディアなどを使いながら広い地域に点在する現役会員たち同士の交流を推進し、一般人対象に行っている野菜セミナーにも力を入れていく予定。フルカワ新会長と新役員の舵取りで、連盟がどう変化していくのかが注目される。


就任挨拶をするデレック・フルカワ新会長。活躍が期待される

小山信吉顧問の音頭で乾杯する(左から)フルカワ新会長、全米日系人博物館のヘレン・オオタ氏、南加県人会協議会会長の当銘貞夫氏、在ロサンゼルス日本国総領事館の須賀正広主席領事



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