ディスカンソーガーデンで着物ショー 日本伝統文化に観客うっとり
2013-11-19
日本庭園があることでも知られるディスカンソーガーデンにて、11月9日、着物ショーが行われ、ガーデンの来場者達は、着物と自然の美しいコボレーションにうっとりした。
着物ショーを行ったのは、LA着物クラブの顧問を務める芥川婦身さんのグループ。木々に囲まれた野外ステージには、七五三が近かったこともあり5人の子供モデルが登場。袖の柄を見せるために両手を広げたり後ろの帯を見せたりと、慣れない草履をきちんと履いてモデルとしての大役を務めた。またオレンジ色の振り袖を着た2013ミス着物LAのルシアさんや青の羽織はかまを着た2013ミスター着物LAのアンドリューさんも出演して、ショーを盛り上げた。
観客のハリー・ライスさんは「とても楽しくてエレガントでした。着物についての紹介も理解を深めるのに助かりました」と話した。観客の中から選ばれて浴衣を初めて試着した女性は「とても快適でした。しっかり(帯を)しめて洋服より安心感がありました。日本に興味はありましたが、もっと興味を持ちました」と感想を話した。
芥川さんは「今日はお庭でのショーだったので、お庭にも咲いているお花が入った着物を選びました」と話し、着物の華やかさだけでなくガーデンとの調和にも心を配った。「1人でも多くの方が日本文化を理解してくださると日本とアメリカの理解も深まりますので、このようなショーを開いております」と着物ショーを各地で開いている理由について語った。今回の着物ショーの出演者はほとんどがアメリカ人で、日本の伝統文化がいかにアメリカに浸透しているかを表すショーともなった。
=Tomomi Kanemaru
木々が生い茂る野外ステージで行われた着物ショーでは自然の花々や生き物がデザインされた着物が披露された
芥川さん(右)と一緒に七五三の着物を披露した子供モデル
ドレスにも早変わりする着物
この日、MCを務めたリン(中央)さんがショーの着物についてわかりやすく説明した
自然の中での着物ショーを観客たちは楽しんだ
2013ミス着物LAのルシアさん(右)と両親。ルシアさんは自分で日本髪らしく自分の髪を結った