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JANMへ行こう!! vol.39 - JANMの折り紙ワークショップが大人気!


今月のボランティア
ルーシー・キタガワさん

ルーシー・キタガワ 1937年生まれ。日系一世の父と二世の母を持つ。コロラド州アマチ収容所に送られる。JANMでは折り紙ワークショップのボランティアインストラクターを務めて今年で22年目。



―JANMでボランティアを始めたきっかけを教えてください。

1992年に姉のロイスが、JANMでボランティアを始めました。姉はJANMがとても大好きになって、私にもボランティアをするように勧めたんです。けれど私はまだその頃、仕事をしていて時間もなかなか作れなかったので、どうしようかな…と迷っていました。そんな私に、ロイスはJANMで折り紙を習ったことなどをとても楽しそうに話してくれて、私も1992年10月に正式なボランティアになりました。それ以来ずっと続けていて、今年でもう22年目ですよ。(笑)

―キタガワさんはJANMの折り紙インストラクターですが、初めて折り紙をしたのはいつ頃ですか?

おそらくコロラド州アマチの収容所でだったんじゃないかと…ハッキリ覚えていないんです。以前、JANMに展示されていた写真のなかに、5歳の私が写っているものがあって、背景に星の形をした折り紙が下がっていたので、きっと収容所の幼稚園でみんなで作ったのかなって…。
記憶としてあるのは、1992年の弟の結婚式のために折った鶴ですね。これは大変でしたから、覚えていますよ!!


―結婚式のために折り紙…。折り鶴をどうするのでしょうか。

始まりはハワイの日系人からだと思いますが、日系人は結婚式の会場を、たくさんの折り鶴を糸でつなげて作ったもので飾るんです。本当にとてもキレイで、それはそれは美しいんですよ!
 鶴は長寿、健康、末長い幸せなどの意味があるので、千羽鶴のように、たくさんの折り鶴を作ります。本来は、花嫁を忍耐強くするためにと、折り鶴の作業は花嫁の仕事でした。けれど花嫁だけでは大変なので、今はブライドメイドの仕事になっています。もし、ブライドメイドもできなければ、このデコレーションを作る専門の人もいます。たしかガーデナ市にお店がありましたね。値段は200ドル~600ドルほどだったと思います。


―日本の結婚式では鶴亀をモチーフに使いますが、千羽鶴の飾りは日系人独特ですね。

昔は折り鶴を糸でつないだ形でデコレーションをしていましたが、この形態に1980年代後半あたりから変化が出てきます。
糸でつないだ折り鶴は、結婚式後は夫婦のリビングルームなどに飾られ、そのうちに埃をかぶり、ガレージに入れられ、最後は捨てられてしまうという“もったいない”ことになっていました。
それが80年代になると絵画のように額に入れられるようになってきました。金色の折り鶴一羽一羽を重ねて、竹の形や家紋などを作るのです。これならばずっと飾っておけるでしょ。この形態を誰が発明したのかは分かりませんが、とても素晴らしいアイディアですよね!
私の弟と妹の結婚式の時は、私たち家族と親戚一同で作りました。けれど私はとても下手だったんです。小さい紙で折り鶴を作るのは難しくて…結局、私が作ったものは採用されなかったんです。


―え~驚きです!今は折り紙のワークショップをされているのに…どうやって折り紙を上達したんですか?

1992年は柴田先生という日本人の折り紙の先生がいて、JANMでクラスをしていました。ロイスも私も柴田先生のクラスをとって勉強しました。
 私は折り紙は下手でしたけど、もともとアートやクラフトが大好きで、作るのも見るのも大好きでした。折り紙もやっていけばいくほど好きになって、もう折り紙に恋してしまいました!
JANMで折り紙などのワークショップをしていたルミ・ウラガミさん(JANMへ行こう!!vol.36に登場)は私の“ビッグシスター”で、ルミさんにもいろいろと教えてもらいました。彼女が亡くなった時、ご主人のボブさん(JANMへ行こう!!vol.35&36に登場)からルミさんが持っていた折り紙や折り紙の本をたくさんいただきました。
私は医療関係で働いていたので人と話すもの大好きです。だから、JANMで子供たちやいろいろな方たちに折り紙を教えるのは楽しいです。私はときどき『アウトリーチ』というJANMのプログラムで、外のイベントにJANMのブースを出して博物館の紹介をします。その時に折り紙も教えます。最初は「できるかしら?」と不安そうな人も、できたらとっても嬉しそうな笑顔になって…これが最高ですね!アメリカでの折り紙人口は、確実に増えていますよ。


折り紙の柴田先生が、1992年に創作したJANMハッピの折り紙
折り紙クラスで作るカード



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もっと知ってJapanese American!

「1990年代日系人の結婚式を飾った折り鶴!」
写真提供:Clara Furukawa

金色の折り鶴で作られた家紋
金銀色の折り鶴で作られた扇

銀色の折り鶴で作られた木
金色の千羽鶴



写真・文・構成 Tomomi Kanemaru



JANMに行くと日刊サン読者にプレゼント!

入館料お支払いの際に「日刊サン掲載の『JANMへ行こう!!』を読んだ」と言うと、『ワシントンへの道 ~米国日系社会の先駆者 ダニエル・イノウエ議員の軌跡 ~』と『知られざる政治家 ラルフ・カーとニッポン人』の2つの日系移民史ドキュメンタリーが入ったDVDを特別プレゼント。昨年末に亡くなった大統領継承順位第3位のイノウエ議員のインタビュー入り。非売品なので貴重なDVD!
*入館料をお支払いの上、入館された方のみ対象。




JANM・ジャニム(全米日系人博物館)
Japanese American National Museum
日系アメリカ人の歴史と体験を伝えるアメリカ初の博物館。アメリカの人種と文化の多様性に対する理解と感謝の気持ちを高めることが目的。ボランティア・ガイドに支えられ、訪問者は展示にはない興味深い話を聞くことができる。

100 N. Central Ave. Los Angeles, CA
・213-625-0414
http://www.janm.org
開館:火・水/金・土・日 11:00 ~17:00
木 12:00 ~20:00
休み:月曜
料金(企画展も含む):一般9ドル、シニア&学生&子供5ドル、メンバー無料
*木曜17:00 ~20:00、毎月第3木曜は無料
交通:メトロ電車:ゴールドライン「Little Tokyo / Art District」下車。徒歩1分
駐車場:あり。博物館前、他多数(有料)

★「ボランティア・ガイド」に関心のある方は、下記まで。
213-830-5645

2014/08/02 掲載


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