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コラム

旅は呼んでいる。
vol.43 フィリピン ~セブ島~

2020-05-28

 5月のイベントといえば“母の日”。ここ数年で一番喜んでもらえたプレゼントが、2年前のフィリピン・セブ島旅行だ。母はもともと南国が大好きで、新婚旅行は当時まだ穴場だったニューカレドニアだったそう。
 
「ちょっと待って!ここで降りるの?!」
 
 セブ島のビーチは評判より透明度が良かったものの、やはりボートでのアイランドホッピングツアーが断然いい。途中、魚が多く見られる大洋のど真ん中で停泊したら驚かれた。母はあまりアクティブではなく、足が届かないようなプールや海は苦手らしい。が、せっかくなのでシュノーケリングを体験して欲しくて半ば強引に誘った。「ママさん、ダイジョウブ!」と現地のインストラクターに手を引かれ、励まされながらいざマスク越しに海中をのぞくと…魚がいっぱい!すごい!!と一転、自ら率先して泳いでいき、還暦を迎えてまさかこんな経験をするとは、と喜んでくれた。
 

 南国ならではの果物も好きで、特にマンゴーは日本のスーパーでも買うほどだ。1個500円~宮崎県産ブランドだと5000円近くして滅多に食べられないが、ここフィリピンでは50円弱。毎朝ホテル前のビーチで朝日を浴びながら、お腹いっぱい食べたのはいい思い出だ。
 

 また、母と2人のため安全第一、いつも自分が泊まるようなドミトリーというわけにはいかず、エアコン付きで徒歩圏内にスーパーとレストランがある立地の“ブルーウォーターホテル”に。直ぐ近くの“マリバゴ・グリル”では、ココヤシの生茂るジャングルの中、開放的な気分で食事ができた。フィリピンでは定番の、見た目が透明なトムヤムクンのような“シニガン”というスープやピーナツバター風味の効いた“カレカレ”という煮込み料理もあったが、小ぶりなホタテのバター&チーズ焼きがビールのつまみに最高で美味しかった。
 
 セブ島は、治安も良く物価が安く、日本人も多いため家族で過ごすには安心できる条件が揃っていた。今年の母の日は残念ながら旅行は出来なかったが、来年こそはと計画している。


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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加西来夏

職業:旅する映画ラヴァー。映画の聖地であり、年中カラっとした最高の気候…世界中を旅しているけど、やっぱりL.A.が大好きです。年間視聴映画100本以上、訪問39ヵ国~。好きな言葉は“世界は驚きと奇跡に満ちている”。ご意見はkasai.laika@gmail.comまで!




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