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コラム

来夏の映画観ようよ♪
vol.41 ライオン・キング

2019-08-15



 野生のライオンが仕留めたばかりのインパラを食べる場面−確かナショナルジオグラフィックかディスカバリーチャンネルの番組だったと思うが、生々し過ぎて幼心に強烈に残った。と、同時に『どうして撮影している人は、インパラを助けてあげないの!?』と疑問に感じたのを覚えている。

 キリン、シマウマ、ゾウ、マンドリル…多種多様な動物が生きるサバンナに、ライオンの王ムファサが統治する王国“プライドランド”があった。王妃サラビとの間に生まれた子シンバは未来の王として皆に祝福を受け、すくすくと育つ。しかし、それを快く思わない者がいた。ムファサの弟であるスカーは自分こそが王になるべき、とムファサとシンバを妬み、ハイエナ達と組んである陰謀を企てる。

 登場する動物すべてが風になびく毛や意志を持ってキラキラした瞳で描かれ、まるで前述の動物ドキュメンタリー番組を観ている錯覚に陥ってしまうほど!そんな、実写と見間違うようなコンピュータグラフィックスの技術に圧倒される反面、1994年のアニメ版のようにキャラクター達の表情がくるくるとは変わらず、喜怒哀楽を読み取るのが難しいかもしれないが、例えばスカーの毛艶の悪さには不幸せ感や狡猾さが漂い、完璧に性格を物語っている。また、仕草やセリフ、素晴らしい歌と音楽が動物達を美しく生き生きと魅せ、生命の尊さをあらためて感じさせてくれるのだ。
 それにしても何だか懐かしい風景…と思っていたら、製作チームは“プライドランド”の世界観を作るためにケニアを訪れ参考にしたそう。サバンナにぽつぽつと生えるアカシアの木、地平線を染める赤い夕陽。以前行ったケニアのサファリツアーを思い出し、つい再訪したくなってしまった。

 サバンナが弱肉強食の世界であることに変わりないが、動物は人間と違い、必要以上に欲しない。それについて映画では直接的な描写はないものの、“Circle of life
(生命の環)”を優しく教えてくれる。子どもの頃の疑問への答えが、ここにあった。


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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加西来夏

職業:旅する映画ラヴァー。映画の聖地であり、年中カラっとした最高の気候…世界中を旅しているけど、やっぱりL.A.が大好きです。年間視聴映画100本以上、訪問39ヵ国~。好きな言葉は“世界は驚きと奇跡に満ちている”。ご意見はkasai.laika@gmail.comまで




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