NikkanSAN_TopBanner_2023-05-07

ロサンゼルスの求人、クラシファイド、地元情報など

日刊サンはロサンゼルスの日本語新聞です。 記事は毎日更新、求人、クラシファイドは毎週木曜5時更新。

コラム

旅は呼んでいる。
vol.26 スペイン ~バルセロナ~

2019-03-21

 バルセロナといえば“サグラダ・ファミリア”を連想する人も多いはず。しかし、サグラダ・ファミリアやそれを設計したアントニオ・ガウディの一体どこがすごいのか?よくわからないが有名だから見てみよう、と旅に出た。

 
 着工から130年以上を経てなお建設中の教会ーガウディが描いた設計図が内戦で失われてしまった上、そもそもの設計自体が複雑なことや資金不足など様々な要因があったらしい。教会にしては規格外の大きさ、細部にこだわった彫刻やそれ自体がビルのように見える何本もの塔など、奇異で独特な外観は見る角度によって全く印象が異なり、さらに内部も「こんな風になっているの?!」と意外性がある。実際に目にして初めて、ガウディ建築の壮大さやミステリアスさを感じた。他にも彼が手がけた“カサ・ミラ”や“カサ・バトリョ”もまるで別世界の建物のようで面白く、外から眺めるだけではもったいないので中も見学してそのすごさをぜひ体感して欲しい。
 

 …と、どうしてもガウディづくしになってしまいがちだが、建築物では“カタルーニャ音楽堂”も外せない。コンサートホール天井にあるステンドグラスは、平面ではなく下方に向かって立体的な釣鐘状になった珍しいデザインで、驚嘆するというよりうっとり魅入ってしまうような豪華絢爛さ。壁面にはリュートやバイオリン、ハープなどの楽器を手にした天使たちの彫刻もあり、いたるところに華やかな装飾が施されている。
 

 また、本場でおすすめのスペイン料理は王道のパエリアやアヒージョを抑えてハモン・セラーノ!ビールはもちろん、スパークリングワインや赤ワイン、何とでも合う万能な逸品。中でも“RESERVA IBERICA”という専門店で食べたものは、生ハムの概念を覆されるほど美味しかった。
 
 写真や動画から伝わる魅力はごく一部。これまで見てきた世界遺産の中でも、サグラダ・ファミリアはそれが最も顕著だった。2026年に完成予定だそうだが、現在でも十分に圧倒されること間違いない。


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
Facebook   Twieet

加西来夏

職業:旅する映画ラヴァー。映画の聖地であり、年中カラっとした最高の気候…世界中を旅しているけど、やっぱりL.A.が大好きです。年間視聴映画100本以上、訪問39ヵ国~。好きな言葉は“世界は驚きと奇跡に満ちている”。ご意見はkasai.laika@gmail.comまで!




[ 人気の記事 ]

第230回 碧い目が見た雅子妃の嘘と真

第249回 尻軽女はどこの国に多いか

特別インタビュー アシュラムセンター主幹牧師・榎本恵氏 後編

NITTO TIRE 水谷友重社長 ロングインタビュー① アメリカについてよく知ることが大切

第265回 天才と秀才、凡才の違い

第208回 日本と北部中国に多い下戸

第227回 グレンデールに抗議しよう

特別インタビュー アシュラムセンター主幹牧師・榎本恵氏 前編

第173回 あなたの顔の好みは?

NITTO TIRE 水谷友重社長 ロングインタビュー③ アメリカについてよく知ることが大切



最新のクラシファイド 定期購読
JFC International Inc Cosmos Grace 新撰組3月 Parexel pspinc ロサンゼルスのWEB制作(デザイン/開発/SEO)はSOTO-MEDIA 撃退コロナ音頭 サボテンブラザーズ 





ページトップへ