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コラム

来夏の映画観ようよ♪
vol.32 ハッピー・デス・デイ・トゥーユー

2019-03-14



 一度でいい。死ぬほどびっくりするような誕生日サプライズを経験したい!毎年代わり映えしない安穏な誕生日を過ごしているとそう憧れるが、仮にもしこんな一日だったら。

 二日酔いの頭痛で起きると、見覚えのないカーターという男の部屋。悪態をつく間もなく携帯電話から“Hey, It's my birthday!”と陽気な着信音が鳴る−あまり良いとは言えない誕生日の朝を迎えた女子大生ツリーは普段通りの生活に戻るが、なんとその晩マスクを被った何者かに殺されてしまう。と、次の瞬間再びカーターの部屋で目が覚め、同じ一日を繰り返す。自分を殺した人物を突き止めなければ延々と同じ日を過ごすことになると悟った彼女は試行錯誤の末、遂にループから抜け出したがそれも束の間、今度はカーターのルームメイトが同様の状況に陥り、ツリーも再度巻き込まれる。

これは果たして単なる“ホラー”なのか?いや、もはやそんな枠ではおさまり切らない、ロマンス、コメディ、サスペンス、SFとほぼオールジャンルが贅沢に詰め込まれた、宝石箱のようなスペシャル・ホラー!家族愛や運命を感じる恋に泣き、古典的な笑いもあり、まさかのどんでん返しや『量子力学』というワードまで登場して盛り沢山の内容だ。一作目はとても面白かったが続編はないだろうと思っていたら、見事に騙された。全く予測不可能な、と同時に本作を見越して作ったとしか考えられない、伏線を回収した完璧なシナリオである。主人公ツリーの振り切れた性格が最大の魅力だが、他にも彼女のルームメイトや大学教授たちも強烈な個性で存分に楽しませてくれる。血しぶきが飛ぶ、体が切断される等グロテスクな描写や、極度に驚かされる場面の多いホラーはどうも苦手、という方にもおすすめ出来る作品。

もちろんこんなバースデイは勘弁だが、やはり一生に一度くらいは記憶に残る日を過ごしてみたい。自分用にサプライズを演出してくれる、そんなビジネスがあったら需要があるような気もするが…。


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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加西来夏

職業:旅する映画ラヴァー。映画の聖地であり、年中カラっとした最高の気候…世界中を旅しているけど、やっぱりL.A.が大好きです。年間視聴映画100本以上、訪問39ヵ国~。好きな言葉は“世界は驚きと奇跡に満ちている”。ご意見はkasai.laika@gmail.comまで




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