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コラム

編集部
日系ヘルプライン『 命の電話 』④   1・800・645・5341

2018-12-22

リスナー・トレーニング

 現在、リスナーはボランティアベースとなっている。リスナーになるには、専門家(弁護士・ソーシャルワーカーなど)による4週間のトレーニングと6ヶ月(24回)のインターンシップの経験が必要となる。

 日系ヘルプライン『命の電話』のモットーは、傾聴する。相手の話を「聴く」トレーニングをする。「ヘルプしたい」「役に立ちたい」という気持ちが強いあまり、つい「聴く」より「話す」方になってしまうこともあるそうだ。トレーニングでは「聴く」ことを学ぶ。

 インターンシップでは、すでにリスナーをしているボランティアとペアになって、経験を積んでいく。経験のあるリスナーの対応を聴きながら、実践を通して学んでいく。そして、徐々に、コーラーからの電話を受けていく。トレーニングが終了しても、いきなり一人で電話を受けることはないので安心だそうだ。

リスナー・セルフケア

 リスナーの「セルフケア」も定期的に行われている。

 リスナーになりたての頃は、コーラーの相談を受けて、コーラーと一緒に落ち込むリスナーもいた。落ち込んでしまうと、「自分はリスナーに向いてない」と言って、辞めた人も多かったそうだ。

 「そこを乗り越えると大丈夫」と、長年、リスナーをしているケイコさん(仮名)は言う。リスナーたちはお互いに励まし合って、リスナーを続けている。

 また、スタッフで毎月ミーティングを持ち、議題のほかに、相互支援をする機会もきちんと設けている。問題のあるケースを話し合ったり、専門家の講義を受けたりして勉強する。

 ボランティア・リスナーについては、213・473・1633まで。

日系ヘルプライン『命の電話』<秘密厳守>

 一人で悩まず、迷わず、ためらわず、どのようなことでも、いつでもお気軽に日本語でご相談ください。

受付時間:月〜金 10:00 ~ 22:00
電話:213-473-1633
1-800-NIKKEI-1
1-800-645-5341
◆相談内容
ー離婚の問題で悩んでいる
ー死にたいと思っている
ー永住権の問題
ー交通事故に遭い困っている
ー起訴問題
ー住宅問題
ー家庭内暴力
ー育児で悩んでいる
ー子供が非行に走ってしまった
ー友人がいない、孤独を感じている
ー社会福祉を受けたい
ー医療問題
ー健康問題

◆日系ヘルプライン
 ロサンゼルスに拠点を置く電話情報照会サービスの非営利団体。寄付によって運営されている。
 多くの日系アメリカ人、日本人永住者、留学生、駐在員家族などが利用している。

◆リスナー募集中
 ボランティア・リスナーを募集している。興味がある人は、以下まで。
電話:213-473-1633
ウェブサイト:www.nikkeihelpline.org

=文・Tomomi Kanemaru


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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