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コラム

キム・ホンソンの三味一体
vol.104   喜びを先取りする

 今週の日曜日(16日)は、Huntington Beachにある復活ルーテル教会(お問い合わせ:714-964-1912) で召天者記念礼拝を担当することになりました。この日は過去一年の間にお亡くなりになった方々を記念する日です。普段は教会に来られない方でも、誘われてはじめて来られる方でも、その誰かの死を偲んで礼拝を守り共に食事をするというシンプルな行事です。

 キリスト教において「死」は、もう一つの新しい旅立ちであり、やがては神が共におられる天国で家族をはじめすべての愛する人々と再会するという信仰があるので、葬儀をはじめ召天者を記念するサービス等も、悲しい暗いような感じではありません。むしろとても心が温かくなり和むような雰囲気に包まれます。

 先日の夕飯の時「パパが死んだらいつもの公園でバーベーキュをして参加者全員でワインとパンで聖餐式をやってほしい」とみんなに話しました。すると現在4歳と5ヶ月になるJhが(おそらくお誕生日のようなものだと思って)パパはその日何かもらえるのかと聞いて来ました。「何ももらえないけど天国に行けるんじゃないかな」というと、そこにはTレックス(息子が最近ほしがっている恐竜のオモチャ)があるかと聞かれ、「それならその日まで待たなくてもクリスマスにサンタさんからもらえるよ」と言ってあげました。すると息子は急に目を丸くしてクリスマスは今日?と聞いたので、絶対にがっかりするだろうなと思いながら「あと90回ぐらい寝んねしたらもらえるよ」と言ってあげました。しかし、がっかりするどころか益々目を輝かせながら喜んでいる息子に「90回も寝んねするんだよ。わかる?」って聞くと「わかる。ぼく、ねんね、はやくする。」と言ったのでした。

 息子はまだ時間という概念が分かっていません。自分が頑張ればクリスマスが早く来るとでも考えているのでしょう。しかし一つだけ大人にもなかなか出来ないことが出来ていました。それはやがて迎えるだろうその日の喜びを先取りして、今日まるでその日が来たかのように喜ぶことです。つい周りのことばかりを気にして、自分の目標、たどり着きたい理想の未来に希望を持てなくならないようにしなければ、と考える今日この頃です。


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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キム・ホンソン

牧師、コラムニスト、元ソーシャルワーカー、日本人の奥さんと3人の子供達に励まされ頑張る父親。韓国ソウル生まれ。中学2年生の時に宣教師であった両親と共に来日して滋賀県近江八幡市で過ごす。関西学院大学神学部卒業後、兵役のため帰国。その後アメリカの大学院に留学し、1999年からリトル東京サービスセンターのソーシャルワーカーとして働く。2017年からはアメリカ福音ルーテル教団 (Evangelical Lutheran Church in America) の牧師として聖霊の実 ルーテル教会 (Fruit of the Spirit Lutheran Church) で日本語と韓国語を話す人々のための教会形成のために活動。 2008年8月30日、リトル 東京日韓ハーモニーコンサート主催を発端に、ロサンゼルスの日系と韓国系の交流と理解のための草の根運動にも取り組んでいる。

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