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コラム

編集部
「日系パイオニアに感謝する会」発足 平成ラストサムライ隊員募集

過去に感謝し、現在を喜び、未来に繫ぐ

(左)100歳の浅井菊次氏、(右)99歳の三宅明己氏。座談会「199歳からの遺言。大正、昭和、平成を生き抜いた二人の先輩に聞く」が、9月8日に開催される。


 今年、2018年は、1868年の明治維新と「元年者」と呼ばれる153人が当時のハワイ王国に集団移住してから150年という節目の年だ。アメリカで暮らす日本人は「先人たちの努力と犠牲のお陰で、安全で快適な生活を過ごせている」と、ロサンゼルス在住の8人の有志が「日系パイオニアに感謝する会」を発足し、5つの企画を打ち出した。また同会を支援するオンライン・ネットワーク「平成ラストサムライ」を開始し、現在、隊員を募集している。

 1868年、日本で近代国家への歩みが始まり、153人の日本人の若者がハワイのサトウキビ農園で働くため、集団移住した。そのうち、約3分の1は日本に帰国し、3分の1はハワイに定住し、残りの3分の1はアメリカ本土に移った。日本の歴史では彼らを「元年者」と呼び、日本人移民の先駆者としている。

 その後も多くの日本人が米国に渡り、移民一世として米国の地に根付いた。一世たちは慣れない土地での人種差別にも耐え、荒野を緑なす豊かな大地に変えたが、彼らの成功は白人農園主たちの反発を呼び、日本人が土地を保有することを禁止する法律が制定された。

 1941年の真珠湾攻撃後、一世のみならず、アメリカで生まれ、アメリカ国籍を持つ二世までもが強制収容所に送られた。しかし二世はアメリカへの忠誠心を示し、日本人の持つ誇りを証明するためにアメリカ軍に志願。日系人部隊の第442連隊戦闘団として欧州で勇敢に戦い、テキサス連隊211人の救出作戦では800人以上の死傷者を出しながら救出を成功させた。彼らの功績はアメリカ国民の賞賛を浴び、日本人への不当な偏見と差別の除去に貢献した。

 第二次世界対戦中、日本語を話す帰米二世はMISに志願し、戦争終結を早めるために多大な貢献をした。戦後、彼らの多くは進駐軍として日本に渡り、日本の事情に無理解な占領軍と日本国民との間に立ち、日本の復興に貢献した。MISの存在は長年、秘密にされてきた。

 「日系パイオニアに感謝する会」は、「今日、戦後に渡米した私達、戦後一世、また1980年代以後に渡米した新一世が米国の地で生活を楽しめるのは先達の一世・二世、さらにはそれに続く三世、四世が築いてくれた土台があるからです。彼らが日本人への好意と信頼を勝ち得てくれていたからです。私達はそのお陰で家を買ったり、市民権を得たりすることが可能になっています。

 明治維新・移民150周年に当たり、それを祝う気持ちの表れとして、ささやかながらでも一世や二世、そして日系米人コミュニティへの私達の感謝の気持ちを伝えたいと思っています。平成も来年の4月30日に終わり、5月1日からは新元号がスタートします。次なる維新の始まりです。是非皆様と一緒に寿ぎたいと思います」と話す。

◆「日系パイオニアに感謝する会」の5つの企画

1. 2018年9月8日(土)午後1時からトーランス・ホリデイインで100歳の新一世と99歳の帰米二世の座談式講演会

2. 2018年7月4日、米国独立記念祭にあたり、戦前の一世と二世への新一世と新二世からの感謝状の英文フルページ広告

3. 日系コミュニティの百歳以上の人々の表彰ならびにテレビ放送(羅府新報ならびにマジックベルTVとの提携)

4. 2018年8月11日と12日にリトルトーキョーで開催されるLA七夕祭りに子供達からの一世と二世への感謝の飾りを展示

5. 移民150年の歴史を継承するモニュメント建立実現のための下準備を行う。50年後の移民200年へのメッセージ

◆「平成ラストサムライ」申込について

申込資格:自分を世のために役立てようとの志を持ち、署名血判に代わり、100ドルのドネーションをし、「明治維新・移民150周年を祝う会」の基礎メンバーとなることを望む人。

活動期間:平成30年(2018年)5月1日〜平成31年(2019年)4月30日まで

会長:竹花晴夫氏、上級副会長:雲田康夫氏、鶴亀彰氏、副会長:石丸ひろみ氏、白井真由美氏、土田三郎氏、諸橋義弘氏、水野穣氏

連絡先:310-408-3186
メール:info@nikkei150.org
ウェブ:www.nikkei150.org

参加者には記念バッジが贈られ、7月4日付け号の羅府新報掲載の広告文に名前が記される。(お早めに)

◆日系パイオニアに感謝する座談会
「199歳からの遺言。大正、昭和、平成を生き抜いた二人の先輩に聞く」


お二人の波瀾万丈の経験、戦争体験、二つの国(日本と米国)に生きての思い、もしもう一度人生を繰り返せるなら、生きる上での信条、日本の若者への願い、健康法と長寿の秘訣、現在の夢。

出演者:
浅井菊次氏。ロサンゼルス木鶏クラブ名誉会長。1918年9月3日、和歌山県和歌山市生まれ。1955年より米国在住。今年百寿を迎える 戦後一世。
三宅明己氏。オレンジ郡日系協会顧問。1919年8月12日カリフォルニア州アーケディア市生まれ。14年間広島で生活。今年白寿を迎える帰米二世。

日時:9月8日(土) 1PM
場所:Holiday Inn Los Angeles Gateway - Torrance
19800 S. Vermont Ave., Torrance, CA 90502
参加費:20ドル(学生10ドル)


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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