BNPテニスツアー

ロサンゼルスの求人、クラシファイド、地元情報など

日刊サンはロサンゼルスの日本語新聞です。 記事は毎日更新、求人、クラシファイドは毎週木曜5時更新。

コラム

来夏の映画観ようよ♪
vol.5 インシディアス ザ・ラストキー



 ワインを選ぶ際、エチケット(ラベル)のデザインに惹かれ手に取ってしまうことがある。なんだか美味しそう・・・映画のポスターにおいても同じような感覚を抱く。暗闇に浮かぶ瘦せこけた手―指先すべてに鍵がついており、反射的に言い知れぬ不安に駆られた。いったいどんな恐怖が待ち受けているのだろう?本作はそんな期待を抱かせる“キービジュアル”だった。
 
 1950年代。少女エリーズは、弟と両親の四人でニューメキシコ州に暮らしていた。父は常に不機嫌そうだが、その一因が娘にあることは察しがつく。なぜなら彼女は、他の家族に見えない者が家中にいると訴えるのだから。父は「そんなものはいない!」と折檻をするが、母は「あなたには特別な能力がある」と信じてくれた。しかし、地下室で“邪悪な存在”と遭遇して起こった悲劇によってますます父との確執は深まり、ついに弟を残して家を出てしまう。数十年後。エリーズは自身の霊能力を活かし、二人の助手と悪霊退治に励んでいた。そこに、一本の依頼がくる。引越しをしてから異常なことが続いているから調べて欲しい、と。住所を聞くと、幼い頃に住んでいたあの家だった・・・。
 
 本作が他のホラーと一線を画しているのは、チェーンソーで襲われ血しぶきがあがるといった凄惨な描写ではなく、不安を煽る効果音と霊の造形で怖さを演出している点や、主人公エリーズと助手二人の愛嬌ある人柄だ。また「ランタン」を道標に「赤い扉」の向こう側=死者の国を訪れるという構図も、ファンタジー要素は濃いがうまくバランスが取れている。その証拠に、劇場では男女問わずあちこちから短い悲鳴が聞こえ、自分も肘掛けにしがみつく有様だった。
 
 「吊り橋効果」なるものがある。揺れる吊り橋を渡ることで心拍数が上がり、そのドキドキを恋と錯覚してそばに居る異性に好意を抱く、という心理学的効果だ。バレンタインも間近。吊り橋の代わりに、気になる相手と本作でグッと距離を縮めてみるのはいかがだろう。


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
Facebook   Twieet

加西来夏

職業:旅する映画ラヴァー。映画の聖地であり、年中カラっとした最高の気候…世界中を旅しているけど、やっぱりL.A.が大好きです。年間視聴映画100本以上、訪問37ヵ国~。好きな言葉は“世界は驚きと奇跡に満ちている”。ブログはhttp://blog.livedoor.jp/kasai_laika/
ご意見はkasai.laika@gmail.comまで




[ 人気の記事 ]

第230回 碧い目が見た雅子妃の嘘と真

第249回 尻軽女はどこの国に多いか

特別インタビュー アシュラムセンター主幹牧師・榎本恵氏 後編

NITTO TIRE 水谷友重社長 ロングインタビュー① アメリカについてよく知ることが大切

第265回 天才と秀才、凡才の違い

第208回 日本と北部中国に多い下戸

第227回 グレンデールに抗議しよう

特別インタビュー アシュラムセンター主幹牧師・榎本恵氏 前編

第173回 あなたの顔の好みは?

NITTO TIRE 水谷友重社長 ロングインタビュー③ アメリカについてよく知ることが大切



最新のクラシファイド 定期購読
Sakura Reantacar Parexel Japan Graphics ロサンゼルスのWEB制作(デザイン/開発/SEO)はSOTO-MEDIA サボテンブラザーズ Bear Tours





ページトップへ