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コラム

編集部
◆インタビュー連載◆09 西本敬一JETROロサンゼルス 事務所所長

2017-02-08

 西本敬一日本貿易振興機構(以下、JETRO)ロサンゼルス事務所所長に、ロサンゼルスでのJETROの展開やプライベートでのライフワークについて聞いた。
(金丸智美)
  
  
留学後、政治家になった曾祖父

 所長 母方の曾祖父、蔵原惟郭は熊本県阿蘇の生まれで、1884年にアメリカに渡り、ボストンやニューヨーク等で学び、1890年にニューヨーク大学で哲学の学位を取りました。蔵原家はもともと阿蘇神社と深い関係にありましたが、曾祖父は明治のプロテスタント派の3大源流の1つである熊本バンドの一員です。

 ニューヨーク州オーバンの神学校にも留学していたので、そこのWillard Memorial Chapelには、曾祖父がサムライ姿に蝶ネクタイをした写真(1889年撮影)が今でも飾られています。

 ボストンではキリスト教思想家の内村鑑三氏と一緒に過ごしたそうで、内村氏も曾祖父も同志社の創立者・新島襄の弟子です。

 1890年にイギリスに渡りエジンバラで1年間学んで、日本へ帰国すると熊本英学校・女学校の校長になりました。その後教師を辞めて上京し、政治家になって1910年にはベルギーで開かれた万国議員会議に初めて日本が参加した際、代表として渡欧しました。教科書に出てくるような時代です。
(つづく)

西本所長の曾祖父・蔵原惟郭氏の写真は、今もオーバンのチャペルに飾られている

【西本敬一所長】1988年にJETRO入会。2003年は財団法人世界平和研究所に主任研究員と出向。2006年にはジェトロニューヨークセンター次長(事業担当)。JETROのウイーン、ハノーバー、熊本、岐阜にも勤務。その他に宮崎県グローバル戦略アドバイザー、岐阜県高山市海外戦略アドバイザーを兼任。


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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