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コラム

キム・ホンソンの三味一体
vol.8 復活

2012-04-30

 今年のイースター(復活祭)は4月8日でした。イースターは、イェスキリストが十字架の死後3日目によみがえったことを記念して持たれるキリスト教の大事な礼拝日です。当日は礼拝後に参加者と昼食会を行い、楽しい一時を過ごしました。後日、復活祭の礼拝に来てくださった方から「復活について分かりやすく教えてほしい」というメールがあったので、今日はそのことについて少し書いてみたいと思います。

 イェスキリストの復活は、私たちが普段考えている復活とは少し違うように思います。私たちのイメージとしては、例えば、死んだと思った人の心肺機能が再び動き出し「生き返った」状態のようなものではないでしょうか。つまり元の生きた状態に戻ると言った意味で「蘇生」に近いものがあると思います。

 しかし、イェスキリストの復活は「蘇生」よりむしろ「変容」に近いところがあります。「変容」と言ってもここでは核心となるものは保たれつつ、その質が全く異なった良いものへと変わることを言います。聖書の中で復活後のイェスキリストについての記事をみると、復活以前と同じ外見ではあったものの、見る側の心の状態によってはイェスであることに気づかなかったり、また光を放ち輝くような姿でもあったようです。

 この「復活」を理解することは非常に難しいのですが、断片的ではあっても、私たちの人生でもこういった「復活」に近い経験があるのではないでしょうか。例えば、私の場合、信仰を持ったことが(自分にしか分からないかも知れませんが)人生に決定的な変化をもたらしましたし、また子育てという学びを通して人として良き変容を遂げているような気がします。念のために記しておくと、家内との出会いからもそれなりに大きな変容を遂げたものと思っています(笑)。

 土曜の昼過ぎ、丁度この原稿を書いている時、21ヶ月になる娘が昼寝から起きました。「寝る子は育つ」が本当であれば、「目覚め」は「良き変容」すなわち「復活」に匹敵するはずですが、私たちの娘に限ってはそうでないようです。「寝る子は不機嫌になって起きる」という現象について誰か分かりやすく教えてほしいと思う今日この頃であります。


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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キム・ホンソン

牧師、コラムニスト、元ソーシャルワーカー、日本人の奥さんと3人の子供達に励まされ頑張る父親。韓国ソウル生まれ。中学2年生の時に宣教師であった両親と共に来日して滋賀県近江八幡市で過ごす。関西学院大学神学部卒業後、兵役のため帰国。その後アメリカの大学院に留学し、1999年からリトル東京サービスセンターのソーシャルワーカーとして働く。現在、聖霊の実ルーテル教会(Fruit of the Spirit Lutheran Church)の牧師として日本語の礼拝を行いつつ「誰でもふらっと立ち寄れる人生相談」と「誰にでもわかる聖書クラス」を運営中。 2008年8月30日、リトル 東京日韓ハーモニーコンサート主催を発端に、ロサンゼルスの日系と韓国系の交流と理解のための草の根運動にも取り組んでいる。

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